クライスラーでは28万3000台のディーゼルエンジン搭載を含むライトトラックに対し、トランスミッションの不具合によるリコールを行うことを発表した。
最初にクライスラーが対象としたのは2005年モデルの6シリンダーエンジン搭載車両で、ダッジ『デュランゴ』、『ダコタ』、三菱『レイダー』、クライスラー『300』、ダッジ『マグナム』なども含まれていた。
不具合の内容は、プラグが欠如あるいは不適正にインストールされているため、ギアをドライブに入れてもブレーキモードのままになることがあるというものだった。
次に2003−05年モデルのダッジ『ラム』トラック(ディーゼルエンジン)にも同様の不具合があるとリコール対象となった。
しかしクライスラーでは、ユーザーがパークのポジションにしっかりとギアを合わせていないこともクルマが動き出す原因であると主張しており、ギアポジションをより正確にする、というのがリコールの狙いだとしている。この不具合による事故や負傷例は報告されていない。