独ダイムラークライスラーは、4日(現地時間)、ベルリンで臨時株主総会を開催し、新しい社名を「ダイムラーAG」とすることに関し、株主の承認を得た。
同社は5月14日、業績不振のクライスラー部門を米投資ファンドのサーベラス・キャピタル・マネジメントに売却した。一部の株主は社名をクライスラーとの合併以前の「ダイムラーベンツ」に戻すよう要望したが、これは実現しなかった。ただ、高級車部門は「メルセデスベンツ・カーズ」、銀行部門は「メルセデスベンツ銀行」へと改称されている。
また、同社のプレスリリースによると、主にメルセデスベンツ車を販売している会社は、社名に「メルセデスベンツ」を採用するという原則を示している。対象となる国の中には、日本も含まれている。現在の日本法人の社名は、ダイムラー・クライスラー日本である。