B・A・R・ホンダが車両重量規定違反で出場停止となり、全18台で行われたカタロニアサーキットでのスペインGP。
7日土曜日の第1予選ではトヨタのヤルノ・トゥルーリが暫定トップ。翌8日日曜日の午前中に実施された第2予選でポールをもぎ取ったのはマクラーレンのキミ・ライコネンだった。
2番グリッドにはウィリアムズのマーク・ウェーバー、3番手にはルノーのフェルナンド・アロンソが続いた。
日曜日午後の決勝レース、ライコネンはスタートを無事に制しトップを守ると、ミナルディの2台がスタートできなかったため導入されたセーフティーカーが解除された直後から、後続をどんどん引き離して一人旅状態。
ライコネンは1回目のピットストップ終了後もトップで復帰するという独走で圧勝。自身3勝目を挙げ、開幕4連勝をマークしてきたルノーにストップをかけた。
2位には地元の大声援を受けたアロンソ。3位のトゥルーリにラルフ・シューマッハが続きトヨタ勢は3-4フィニッシュを達成した。
一方、サンマリノGPで2位表彰台に上がり復活の兆しの見えていたフェラーリ。8位スタートのミハエル・シューマッハは、一時は2位を狙えるポジションまで順位を上げながらも左リア、左フロントを相次いでパンクさせて結局リタイア。エンジン交換により最後尾スタートとなったルーベンス・バリケロは9位と入賞圏外に終わっている。