ルノーとカストロール、再生ベースオイル配合エンジンオイル発売…自動車メーカー初

ルノーグループはカストロールと共同で、再生ベースオイル(RRBO)を配合した新しいブランド「ルノー・カストロールGTX」シリーズを欧州で発売
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ルノーグループはカストロールと共同で、再生ベースオイル(RRBO)を配合した新しいブランド「ルノー・カストロールGTX」シリーズを欧州で発売した。

ルノーグループは、この先進技術を最新のエンジンオイル仕様に導入する初の自動車メーカーとなる。欧州のディーラーネットワークで販売が開始されたRN17(5W-30)は、欧州で使用されているルノーグループ車両の50%以上に対応する。すでに発売されているRN700とRN710に加え、2026年にはRN720とAN2022が追加される予定で、ルノーグループは全モデルに対応する再生ベースオイル配合のプレミアムエンジンオイルの完全ラインナップを提供する唯一の自動車メーカーになる。

使用済みオイルは先進技術により再精製され、バージンオイルと同等の基準を満たしている。カストロールの専門知識と組み合わせることで、これらのオイルはルノーグループの技術要件を満たすか上回りながら、エンジン保護性能と保証範囲を維持している。

推定13~24%のカーボンフットプリント削減効果があることから、ルノーグループは循環型自動車産業への明確なコミットメントとして、これらのプレミアムオイルを顧客に独占的に提供することを決定した。この取り組みは使用済みオイルのリサイクルを促進し、廃棄物を削減し、原油使用量を減らし、スコープ3排出量の削減にも貢献する。

ルノーの新ブランドの潤滑油は、従来カストロール潤滑油に使用されていたバージンベースオイルの一部を再生ベースオイルに置き換えることで、製造段階での排出量を削減し、より低いカーボンフットプリントを実現している。ライフサイクル全体のカーボン強度比較は、温室効果ガスプロトコル製品ライフサイクル会計報告基準に従ってカストロールが評価した。

《森脇稔》

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