ホンダ車のチューニングからレース活動まで幅広く手がける無限のブース(東京オートサロン、14−16日)でひときわ熱い視線を浴びていたのは、ピュアレッドのワイドボディをまとった『MUGEN LEGEND MAX』(無限レジェンドマックス)だ。
エンジンは無限がルマン24時間耐久レース向けに開発した、最高出力500PS(ルマン仕様では600PS超)の4.0リットルV8DOHC32バルブ「MF408S」。このV8をフロントに縦置きし、後輪を駆動するFRモデルだ。
ボディは275/35R18タイヤを装着するためにフェンダーが大幅にワイド化されている。足回り、空力付加物などもすべてオリジナルだ。
スペックを見てわかるとおり、市販モデルとの技術的な関連性は薄く、また公道を走ることもできない。ショーモデル自体、まだマシンとして完成しておらず、完成したとしてもレーシングユース専用モデルになる。
が、内外装の仕上げはきわめてハイレベルであり、ロードゴーイングバージョンのレジェンドのカスタマイズにも少なからず影響を与えそうだ。