気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年10月27日付
●新潟中越地震 不明母子の車発見(読売・1面)
●自動車大手三菱以外、海外生産過去最高(読売・8面)
●4駆など5車種でトヨタが34万台リコール(読売・37面)
●首都高速の百回券来年3月販売中止(読売・38面)
●マークII 9代目で幕、「マークX」に変え攻勢へ、後継車。来月発表 トヨタ自動車(朝日・11面)
●新潟中越地震 援助物資運搬車は高速無料へ(産経・30面)
●いまこの人に、ヤナセ・古市宏幸社長「国産高級車対策どうしますか」(東京・8面)
●新潟中越地震 自動車部品製造の日本精機、生産ライン移設で対応(東京・9面)
●新日石、経常益3倍、石油元売り原油高の恩恵(日経・11面)
●日野自動車、中国合弁計画を凍結、外資の参入枠グループごとに制限(日経・13面)
●横浜ゴム、比でタイヤ生産2.3倍(日経・13面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車は停車したままハンドルをひんぱんに切ると、かじ取り部品が損傷する恐れがあるとしてリコール2件を国土交通省に届け出た。
対象車種は『ハイラックス』など3車種で計33万0496台(88年12月−96年5月製造)。また、『ライトエース』など2車種計9141台(03年7月−04年6月製造)も部品の強度不足でハンドルがきれなくなる恐れがあるとしている。
きょうの各紙が社会面で小さく掲載しているが、ただ、毎日などによると、2000年以降、同様の不具合が11件発生。今年8月には熊本県菊池市でハンドル操作ができなくなって対向車線にはみ出し、衝突する事故があったと報じている。
この事故が三菱自動車であれば、記事の取り扱いはもっと大きくなったことだろう。