気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年1月6日付
●日産、ホンダ抜き2位、昨年の国内販売台数、ミニバンなど好調6.6%増(読売・10面)
●北米での新車販売トヨタ200万台突破(読売・10面)
●北米自動車ショー、日本車攻勢 新型SUVなど公開(読売・10面)
●パリダカ 増岡、暫定2位浮上(読売・25面)
●中国でSARS確認、広州、先月隔離(朝日・1面)
●1000億円の投資を販売店に要求へ、米トヨタ(朝日・10面)
●仕事始め 意気込むトップ(朝日・10面)
●包丁男、バス乗っ取る、静岡、運転手人質に40分間(朝日・39面)
●社説・交通死者減少:事故自体を減らさなくては(毎日・5面)
●ダイハツ、スズキに肉薄(毎日・10面)
●トヨタ、GMに期待、値引き当然米国内市場「軌道修正を」(毎日・10面)
●中川経産相が方針、ベトナムの交通事情を支援(産経・8面)
●ソニー・ショックでランク入り、ワースト経営者に出井会長、米誌ベストに日産・トヨタ社長(東京・3面)
●2004年 トップ人事を占う、トヨタ、奥田・張体制継続へ(東京・8面)
●トヨタビル完成、予定半年前倒し、06年秋にも(東京・3面)
●米新車販売、今年は上向き「3年振り1700万台乗せ」(日経・3面)
●日産ディーゼル、中国での販路拡大、トラック、日産・東風合弁と協力(日経・
9面)
●ホンダ、北米生産を再編、「オデッセイ」集約し効率化(日経・11面)
●「アコード」にハイブリッド型、北米で年内に(日経・11面)
ひとくちコメント
きのうは仕事始め。企業のトップが社員の前で年頭のあいさつを述べた。きょうの各紙が主要企業の年頭所感を報じている。
自動車関連では、トヨタの張冨士夫社長が「自動車業界は世界規模での競争が一層激しくなる。グループの総力を挙げた取り組みを、地に足をつけ、着実に、これまで以上に推し進めていかなければならない」(産経)と語っている。
また、三菱自動車のエクロート社長は「困難かつ重要な一年になる。大いなる試練の年」(読売)と前置きしながら「この試練はパリダカレースに似ている。優れた車と明確な戦略、そして重要なカギはチームスピリットだ」(朝日)と述べた。
一方、三菱と同じく経営危機に直面していた日産は、昨年の国内販売でホンダを抜き4年ぶりに2位に浮上した。現時点ではエクロート社長がいう「優れた車と明確な戦略」は日産の方が上手のようだ。