三菱自動車工業は11月25日、コンパクトSUV『エクスフォース』のハイブリッドEVが、タイ自動車ジャーナリスト協会(TAJA)が主催するタイランド 自動車・オートバイ マーケティングアワード2025において「タイランド・カー・オブ・ザ・イヤー2025」を獲得したと発表した。
三菱自動車が本賞を受賞するのはこれが初となる。また「タイ自動車輸出パイオニア賞」も同時受賞した。
『エクスフォース』のHEVモデルは、2025年3月にタイで世界初披露した。「Best-suited buddy for an exciting life(毎日を愉しく過ごすことができる頼もしい相棒)」をコンセプトに開発した5人乗りのコンパクトSUVに、三菱自動車が誇るプラグインハイブリッドEV(PHEV)由来のHEVシステムを搭載し、より高効率で優れた環境性能と力強い加速性能を実現した。
『エクスフォース』のHEVモデルは、2025年3月から生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)のレムチャバン工場で現地生産を行っている。
MMThの稲葉亮一社長兼CEOは「三菱自動車の走行性能や安全性、デザイン、そして環境への責任や取り組みに評価をいただき、このため2つの名誉ある賞を受賞することができた。特に『エクスフォース』のHEVモデルは、タイ全土で10万キロ以上テスト走行して、耐久性と走行性能を向上してきた。今後もタイのお客様へより良い車両をご提供できるよう、取り組みを続けていく」とコメントした。
タイランド・カー・オブ・ザ・イヤー賞は2015年よりTAJAによって設立された。2025年の選考は、2024年10月1日から2025年9月30日までに発売された車両より、15メーカー20モデルが対象となった。第一ラウンドを通過した10台の最終候補の中から最終ラウンドの投票によって『エクスフォース』のHEVモデルが選出された。
タイ自動車輸出パイオニア賞は、MMThがタイで製造した車両を初めて国際市場に輸出した自動車メーカーとしての功績を称え、授与された。同社初の輸出モデルは、1988年にカナダへ出荷された『ランサーチャンプ』であり、以来、MMThは世界120カ国以上へ生産・輸出事業を展開し、累計輸出台数は570万台を超えている。







