12日、2003シーズンの最後を飾る日本GP決勝はフェラーリのルーベンス・バリケロが優勝。この結果をもってフェラーリが5年連続のコンストラクターズチャンピオン、同チームのミハエル・シューマッハが史上初6度目となるワールドチャンピオンに輝いた。雨に翻弄された前日の予選で14番グリッドに沈んだシューマッハ。7ラップ目で前を行くB・A・Rホンダの佐藤琢磨に追突し、急遽ピットインを余儀なくされるなど、苦しいレース展開となったが、なんとか1ポイントをもぎとりタイトルを決めた。一方、タイトル獲得のためには優勝しかなかったマクラーレンのキミ・ライコネン。予選8番手から2位まで順位を上げたが、バリケロを捕らえることができず、結局2位フィニッシュ。93ポイントのシューマッハに2ポイント届かなかった。3位にはデイビッド・クルサードが入った。最終戦でコンストラクターズタイトル獲得を狙ったウィリアムズ勢は、フアン・モントーヤがスタート直後にトップに立つもマシントラブルでリタイヤ。予選で雨に祟られ最後尾スタートとなったラルフ・シューマッハはアクシデント多発で入賞はならなかった。予選では9、13番手に沈んだB・A・Rホンダはジェンソン・バトンが4位、急遽復帰が決まった佐藤琢磨が6位入賞と今季チームにとってベストリザルトを決め、コンストラクターズ5位の座を獲得した。予選では2列目を独占したトヨタ勢はクリスチアーノ・ダマッタが7位入賞し、ダブル完走を果たした。
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