ウィラーエクスプレス、2026年春から高卒採用を開始…免許全額会社負担、独自のキャリアプランを発表

「ハイウェイパイロット」
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WILLER EXPRESS(ウィラーエクスプレス)は、2026年春入社より、安全とサービスを両立した運転手「ハイウェイパイロット」の高卒採用を、新たに開始すると発表した。

ウィラーエクスプレスは、バス業界全体で深刻化する人手不足への対応に加え、ハイウェイパイロットの育成強化を通じて、顧客目線の安心・安全なサービスの提供に取り組み、今後もバス業界の発展に貢献していくとしている。

◆第二種大型免許の取得費用は全額会社負担、入社1年で年収600万円を視野に

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今回の採用の特徴として、採用対象を高校卒業予定者まで拡大することが挙げられる。単なる「運転手」にとどまらず、安全性と接客を通じたサービスを提供する「ハイウェイパイロット」としてのキャリアを提供し、入社1年目には運行管理・接客・車両整備補助を経験し、基礎を習得させるという形態だ。

3か月間の泊まり込み研修施設「WILLER LABO」では、安全運転・接客・社会人基礎を徹底教育する。自動車免許がなくても入社可能で、第二種大型免許の取得費用は全額会社負担(約40万円相当)となった。これまで「WILLER LABO」には1期生から4期生まで計30名以上が入校しており、卒業生の定着率は100%を記録し、安定的な就業と職場への定着を実現している。

年齢・経験にとらわれずスキルに応じた評価制度により、早ければ入社1年で年収600万円を目指すことができる。これは厚生労働省の統計による高卒の平均年収約346万円を大きく上回る水準となると紹介されている。

高速バス「WILLER EXPRESS」を利用する顧客は、テーマパークやライブ・イベントへの移動など、大学生を中心とした10~20代が6割以上を占めている。ウィラーエクスプレスでは、同世代のハイウェイパイロットが増えることで、顧客と同じ目線でサービスを提供し、より共感性の高い移動体験を創出できると考えているという。

平山幸司代表取締役は「移動の未来は、人から始まる。高校生からプロフェッショナルへ成長できる道をつくることで、バス業界に新しい可能性を広げたい」とコメントした。

《大矢根洋》

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