6月29日、後半戦の初戦となったニュルブルクリンクでのヨーロッパGP決勝は、2009年までのパートナーシップ延長を発表したばかりのBMWパワーのウィリアムズが1-2フィニッシュを決めた。
スタートで1つ順位を上げ、2位に浮上したラルフ・シューマッハ。第1スティント(スタートから最初の給油まで)を長くとったウィリアムズの作戦が的中。ポール・ポジションのキミ・ライコネンがエンジンブローで姿を消した後、トップに立ったラルフがそのままでチェッカーを受けた。
2位にはミハエル・シューマッハ(フェラーリ)との激しいバトルを制したフアン・モントーヤが入り、ウィリアムズは昨年のブラジルGP以来の1-2。コンストラクターズでマクラーレンを抜き、2位に浮上した。3位にはフェラーリのルーベンス・バリケロ。モントーヤとのバトルでスピンしたシューマッハは5位に終わった。
B・A・Rホンダのジェンソン・バトンが7位入賞を果たしたが、ジャック・ビルヌーブはまたしてもリタイア。予選で健闘したトヨタ勢も、両マシンともリタイアに終わっている。