米国の大手調査会社、JDパワー・アンド・アソシエイツは28日、米市場でのハイブリッド車の需要予測を発表した。今年末からGM(ゼネラルモーターズ)、フォードが参入することにより2008年には50万台に拡大、さらに13年には87万2000台規模で総需要の5%近くを占めると展望している。
米国では99年にホンダの『インサイト』が初のハイブリッドとして投入され、現在はトヨタ自動車と2社による販売となっている。02年の市場は3万8000台だったが、今年は5万4000台に拡大する見通し。JDパワーは、年末の米メーカーの参入により、車種が現在のコンパクトカーのみからSUV、フルサイズのピックアップトラックなどに増えることにより、市場は劇的に拡大すると予測している。
今年は、『シビック・ハイブリッド』が好調なホンダが51%のトップシェアを確保する見込みだが、徐々に米メーカーが躍進。GMは08年には25%とトップクラスのシェアを確保すると予測している。