トヨタ自動車が今春から欧州で実証実験を開始するディーゼル車の排ガス浄化装置(DPNR)用のDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)は、デンソーと日本ガイシが開発、両社が供給する。トヨタの実験は60台の車両を使って行うが、デンソー製のDPF搭載車が30台、日本ガイシ製のDPF搭載車が30台の構成だ。
両社のDPFは天然素材のセラミック「コージェライトセラミック」をベースとしており、フィルターは数千個のセル孔で構成される「蜂の巣構造」の円筒形。デンソー製と日本ガイシ製ともに、ほぼ同様の構造となっている。ディーゼル車の排ガス規制が強化されつつある中で、DPFは今後、ディーゼル車にとっての必需品になりつつある。
トヨタはデンソーと日本ガイシに技術力を競わせることにより、技術革新のピードを速めるとともに、コスト面でも両社に勝負させてメリットを享受したい考えだ。
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