日本ガイシは、ドイツの膜装置メーカーBorsig社の持株会社Deutsche KNM GmbH(DKNM社)の全株式を取得する契約を締結したと発表した。この買収により、日本ガイシはカーボンニュートラル戦略の強化を図る。
日本ガイシは2021年に策定したNGKグループビジョンにおいて、カーボンニュートラルを戦略的なビジネス領域の一つと定めている。特に、分子レベルでの分離が可能なサブナノセラミック膜は、グリーン燃料のガス分離工程や脱水工程において大幅な省エネを実現し、環境負荷の低減につながるとしている。