米国株式の反発を受けた買い戻しが入り、全体相場は3日ぶりに反発。ただし、平均株価は1万円回復には届かなかった。業績面の安心感があることから、自動車株は総じて堅調な動きとなった。
大手3社がそろって反発。トヨタ自動車が前日比70円高の3450円、ホンダが50円高の5320円と上げ、日産自動車は1円高713円ながら出来高は市場第2位にボリュームアップ。企業業績に対する警戒感が根強いだけに、業績の裏付けのある自動車株にホコ先が向かった格好だ。
マツダが、16円高の281円と大幅高。米系証券が目標株価を350円に設定しており、外資系証券の買いが目立った。三菱自動車工業、富士重工業もしっかり。こうした中、株価2ケタ銘柄のいすゞ、日産ディーゼル工業がさえない。