【株価】好材料が支援し、コア銘柄のトヨタが反発

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全体相場は3日続落したが、自動車株は総じてしっかり。この日は、円相場が1ドル=123円台に下落したことが支援材料となった。

トヨタ自動車が、前日比40円高の4190円と反発。燃料電池車への取り組みの強化、米工場への複合生産システムの導入など、新規材料に事欠かない。持ち合い解消の売りに上値の売り物も多いが、好業績の自動車セクターのコア銘柄として注目度が高まっている。

富士重工業も、同8円高の855円と4日続伸。この日は、中国合弁会社での農機具など向けの汎用ガソリンエンジンの生産開始を明らかにしている。スズキが13円高の1560円と上げ、三菱自動車工業も12円高と続伸。新型『スカイライン』を投入した日産自動車が、同12円高の779円と4日ぶりに反発した。

一方、マツダが9円安と反落し、いすゞ、ホンダも小幅安となった。なお、中国が自動車など3品目に特別関税を導入すると伝えられたが、市場は平静。関税率の引き上げ率など詳細が不明だが、ある程度の影響は出てきそうだ。

《山口邦夫》

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