
ITドライブ徹底試乗 レクサス『GS』
トヨタ自動車のプレミアムブランドとして北米市場を中心に展開してきたレクサスブランドが、今年ついに日本へ上陸。その第一弾としてラインナップされたのが『GS』で、現行ではこれがレクサスの最高級車となる。

【インプレ'05】伏木悦郎 レクサス『GS』乗るたびに実感するLフィネスの真価
初めて姿を見たのが2004年1月のデトロイトショー。正式発表まで20ヶ月もの空白があった。ここまで引っ張るとさすがに色褪せるのでは……そんな心配は杞憂に終わった。

【インプレ'05】伏木悦郎 レクサス『IS』トヨタが考える現在最良のスポーツセダン
今もっとも気になっている一台。グローバルブランドとしての再生ということから、全幅が1795mmに拡幅された点は気になるが、前後の絞りを効かせたスタイリングは必要以上にクルマを大きく見せていない。

【インプレ'05】伏木悦郎 マツダ『ロードスター』5速MT&16インチが初代の流れを汲む一台
難しいヒット作の3代目。マツダが選んだのは初代NA型への原点回帰だった。

【インプレ'05】熊倉重春 日産『セレナ』ママさんドライバーには頼もしいミニバン
鉄仮面みたいな顔つきが特徴だが、実際には「気は優しくて力持ち」。細部まで神経が行き届いた設計で、フロントドアのガラス部を少し切り下げたところも、すぐ近くを確認するのに効果的だ。

【インプレ'05】熊倉重春 ホンダ『ステップワゴン』ミニバン界のトレンドセッター
初代も2代目も簡潔なハコ形が人気だったが、さすが3代目もキープコンセプトでは苦しい。そこで設計者が「絶対にハコにはしたくなかった」とゼロから挑戦したのが、かえって強い存在感につながった。

【インプレ'05】熊倉重春 プジョー『407』攻撃的な出で立ちは4ドアのフェラーリ
こんな顔に大きなライオンの記章だから、初対面の印象は「4ドアのフェラーリ」。全体の輪郭もクーペ的だ。したがって、ミドルサイズにしては後席の広々感など犠牲になっている。その点はセダンだけでなく、豪華ワゴンのSWも同じ。単なる広さならモノスペース(ミニバン)に乗れということか。

【インプレ'05】熊倉重春 シトロエン『C4』見るたび、乗るたび実感する“シトロエンらしさ”
ここんとこシトロエン、ちょっとずつ「らしさ」を取り戻しているようで嬉しい。クルマの中身なんて世界共通ともいえる現在、独自性を訴えるにはデザインが一番だから、ダブルシェブロンを強調したグリルなども効果的だ。

【インプレ'05】熊倉重春 レクサス『IS』独得のアプローチでカタチにしたスポーツテイスト
巷間よくいわれるような「アルテッツァの後継車」などではない。若者なんぞお呼びでない大人の本格スポーツセダンだ。というと、すぐ比較の対象とされるのがBMW『3シリーズ』だが、結論からいえばほとんど互角。

【インプレ'05】熊倉重春 レクサス『GS』見慣れるにつれて実感する存在感
最初は印象希薄だが、見慣れるにしたがって存在感が濃くなる。内に秘めた静かな力量ということか。とにかく全体どこにも破れ目がない。さすがに、これまで培ってきたトヨタのクルマ作りの集大成だけのことはある。