写真で見るとコンパクトに見えるのだが、実際に目の前にするとかなりの「小山」感ありで、確かにこれなら謳い文句のパッケージも実現できるだろうなと感じる。個人的には驚くほどデカいと感じた。
ヒョコヒョコとした乗り心地、頼りないサスペンション、交差点でも盛大にスキールしてしまうタイヤ、回せば回すだけうるさいエンジンなど、走りにおいてはとくに高評価すべき部分がないように思えるし、むしろ国産車と比べると評価として低いものが多い気がする。
最大のポイントは価格とスタイリング。スタイリングはかなり個性的。同社のもうひとつの看板車種、『ワゴンR』のキープコンセプトぶりに比べ、思い切った変化を遂げている。
驚異のモダンデザイン。最近のトヨタのユニバーサルデザインの中でもっともカッコいい。とくにフロントまわりはいい。
見た目はかなりヘンテコリン。角ばったリアに比べ、妙に寝そべったウインドスクリーンが気になる。日本車に比べ、技術力の低さを思わせる。
先代『Aクラス』最大の特徴は、非常にユニークなパッケージだったが、2代目も基本的にそれを継承する。つまりエンジンを約60度も傾けて搭載し、衝突時にボディ下に滑り込む仕組みや、サンドイッチコンセプトと呼ばれる二重構造のフロアなどが踏襲される。そしてこの辺りはとくに、気合いが感じられる部分。
“100%リアル メルセデス・ベンツ”メルセデス・ベンツ新型『Aクラス』の国際試乗会の席で、Dr.シュミットはまずこの言葉を口にした。そしてこれこそが、メルセデスが新型Aクラスに対し、いかに力を注いだ証といえるだろう。
走らせてすぐに、このクラスには実質的ライバルがいないクルマだとわかる。もちろんそれはFRを採用しているからで、生まれながらのサラブレッドとしての資質を存分に感じる。
メルセデス・ベンツ『Eクラス』とも、BMW『5シリーズ』とも違うアウディならではの味がきっちりと作り上げられている。
北米でのデビューから随分経つが、日本ではようやく初お目見えのミドルサイズSUV。2.5/3.5リッター搭載車ともにエンジンの印象は平凡。
ピカチュウみたいなあの外観に抵抗がない人は、きっとかなり限定された層でしょう。少なくとも、クルマ好きのヤローどもは明らかに対象外。オトコ38歳のジドーシャヒョーロンカ(ワタシです)としては「ふざけんなよ」なんだけど、意外や乗るとすげえ驚く。
『ムーヴラテ』とはまたちょっと違った感じでヤローは乗れないスタイリング。スズキ的にはイッキに若返りを図りたかったからということみたい(旧型アルト時代に購買客の平均年齢がハンパじゃない勢いでハンパじゃないところまで上がった)。
また出たか」的な『ヴィッツ/ファンカーゴ』系変わり種トヨタ車。
アウディ車の特長だった上品な見た目が、少なくとも外観に関してはヤンキー(アメリカ合衆国北部諸州の人々、という意味ではないですよ)化してしまった。
パッと見て「あ、カッコイイじゃーん」って思う人は多いでしょう。ワタシもふくめて。そのノリで買うのなら、2.5リッター直4搭載の安いほうでOK。3.5リッターのV6と乗り較べて別にミジメな感じしないから。