
トヨタ・ダイハツ・富士重…提携拡大のメリットと温度差
トヨタ自動車、ダイハツ工業、富士重工業(スバル)の3社は10日、開発・生産における新たな協力関係についての記者会見を行った。3社の社長の話には多少温度差も感じられ、特に富士重工の切実さが際立っていた。

【新聞ウォッチ】 富士重、トヨタ頼みで「存在感と魅力ある企業」実現!?
きょうの各紙にも「トヨタ、富士重へ出資拡大」(東京)などの大見出しが紙面を飾っているが、ニュース価値からすれば、富士重の森郁夫社長が会見の席で明らかにした「軽自動車の自社生産からの撤退」だろう。

スバル富士重、新工場建設…新型スポーツは11年以降
富士重工業は、トヨタ自動車、ダイハツ工業との新たな協業にともない、国内に完成車組立工場の新設と車両製造体制の再構築を決定した。

スバル富士重、軽自動車から撤退…時期は?
富士重工業は10日発表した、トヨタ自動車との提携拡大策の一環として軽自動車の開発・生産から撤退することを明らかにした。トヨタの子会社で軽最大手のダイハツ工業からのOEM調達に順次切り替える。

トヨタ、富士重への出資引き上げ 「どちらからとなく…」
トヨタ自動車、ダイハツ工業、富士重工業(スバル)の3社社長は10日夜、都内のホテルで記者会見し、トヨタの富士重工への出資拡大を含む提携拡大で基本合意したと発表した。

トヨタ・ダイハツ・富士重…FRスポーツ共同開発やOEMによる車種の相互補完
トヨタ自動車、ダイハツ工業、富士重工業(スバル)は10日、開発・生産分野で新たな協力関係を構築することで合意したと発表した。

大矢アキオ『喰いすぎ注意』…メーカーオリジナルグッズによろめいて
ジュネーブモーターショー、昨年まで寿司などを提供していたメーカーが今年はこぞって洋食に切り替えた。「自動車メーカーの景気は、プレスデイにおける和食の数に比例する」という法則を、ボクは発見したつもりである。

怒濤の決算期が過ぎ、こんな車種が値引きの対象に
決算期の反動で安売り物件の数は少ないが、今週末は市場のメインストリームを外れたところで値引き物件が見られるようになってきた。アルファロメオ、クライスラー、ジープなどの輸入車、スバル『インプレッサ』の「BEAMS」も値引き対象だ。

【株価】金融不安に対する警戒感が後退
全体相場は大幅続伸。米国株、アジア株高に加え、海外主要金融機関の増資策が発表されたことで金融不安に対する警戒感が後退。幅広い銘柄に買いが入った。円相場が1ドル=102円台に軟化したことを好感し、自動車株は全面高となった。

【株価】不透明感強い 自動車はまちまち
日銀が発表した3月の「短観」(短期経済観測)は大企業中心に景況感の悪化を裏付ける内容となり、上海株が大幅下落。スイス系金融機関の損失拡大が伝えられるなど、内外経済環境の不透明感は根強く、平均株価の上値は限定的だった。