ダイハツ工業は23日発表した軽自動車『ムーヴラテ』を女性ユーザー獲得の戦略車種と位置づけた。販売全体の8割を女性ユーザーとする計画で、そのうち半数(全体の4割)は20−30代の若年層にしたい考えだ。
ダイハツ工業の次期社長含みで今年6月にトヨタ自動車専務から転じた箕浦輝幸副社長が23日、東京で開いた『ムーヴ・ラテ』の発表会見に出席した。「グループの底上げに寄与したい」と抱負を述べていた。
ダイハツ工業の国内営業を担当する神尾克幸専務は、23日東京で開いた『ムーヴラテ』発表会見で、年内は同モデルを月間6500台のペースで販売する方針を明らかにした。月5000台の計画に対し、3割の上乗せを図る。
ダイハツは23日、新型軽ミニバン『ムーヴ・ラテ』を発表した。生活に潤いや豊かさをプラスできるクルマを作りたい……という思いを込めたネーミングだ。価格は100万8000円−159万0750円。
ダイハツ工業は、鉛を使用しない自動車用部品の採用を拡大すると発表した。新型車では、6月に発売した小型車『ブーン』から採用を開始しており、今後は軽の新型車へも採用する。
業界筋のまとめによると、7月の軽乗用車車名別販売は、スズキの『ワゴンR』が前の年の同じ月にくらべ22.9%増となる1万8168台を販売し、7カ月連続の1位になった。第2位はダイハツ工業の『ムーヴ』。
ダイハツ工業は、来年1月からスタートする自動車リサイクル法でユーザーが負担するリサイクル料金を公表した。『ミラ』が8440−9040円、『ムーヴ』が8970−9570円、『タント』が2250円など。
先週末の米国株の下落を嫌気し、全体相場は3日続落。自動車株は高安まちまちとなった。ダイハツ工業は業績拡大期待を背景に急伸。しかし、利益確定の売りに押されて、結局は6円安の842円で引けた。
ダイハツ工業が発表した2004年度4-6月期(第1四半期)の単独決算によると、営業利益が前年同期比140.3%増の66億円となり、大幅増益となった。
ダイハツ工業は、第1四半期決算の業績が好調なため、中間決算の業績予想を上方修正すると発表した。
ダイハツ工業は、2004年度4-6月期(第1四半期)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比11.8%増の2670億円、営業利益が同111.1%増の84億円となり、大幅な増収増益となった。
トヨタ自動車の張富士夫社長は20日の定例記者会見で、ダイハツ工業と日野自動車を含むグループの国内シェア(軽自動車含む)が今年上半期(1から6月まで)に40.1%と、初めて4割に達したと明らかにした。
ダイハツ工業は、エンジン始動時の排出ガス浄化に効果のある「触媒早期活性化システム」技術を開発したと発表した。低コスト、コンパクトな装置で4ツ星認定が取得できる技術。
米国株の先行き懸念から、全体相場は4日ぶりに反落。自動車株はほぼ全面安の中、ダイハツ工業が5日続伸。小型車『ブーン』効果で5日間の上げ幅は100円近くに達している。
景気改善期待を背景に、全体相場は3日続伸。平均株価は7日ぶりに1万1600円台を回復した。トヨタ自動車は3日続伸。大手証券では収益拡大を評価して目標株価5300円を設定している模様。