
【池原照雄の単眼複眼】北米トヨタ社長引き抜き事件 半世紀の躍進を象徴
トヨタ自動車初の外国人取締役としてこの6月に専務に就任したばかりのジム・プレス北米トヨタ社長(60)が14日に退任、米クライスラーの副会長兼社長に転じることになった。

【伊東大厚のトラフィック計量学】ETC今昔物語 その3…ETCで高速道路はどう変わる?
前回、ETCの活用は高速道路を利用しやすくするとともに、CO2を削減し交通事故死者を減らすという“一石三鳥”の施策であることを紹介した。ETCの活用で実際に高速道路はどのように変わり、また使いやすくなるのだろうか。

【池原照雄の単眼複眼】「生産技術力」で持続的成長を目指すトヨタ
トヨタ自動車が生産技術の開発体制を強化する。モノづくりの持続的な発展を目指す「サスティナブルプラント活動」の一環として推進するもので、2009年までに元町工場(愛知県豊田市)に車両系生産技術の機能を集約させる。

【伊東大厚のトラフィック計量学】ETC今昔物語 その2…高速道路を利用しやすく
ETC(Electric Toll Collection、自動料金収受)の普及によって料金所渋滞はほぼ解消した。一定の普及率に達した今日、ETCを活用すれば高速道路をもっと利用しやすくすることができる。

【池原照雄の単眼複眼】いすゞ・日野の提携、まずはそろり発進
いすゞ自動車と日野自動車がトラック用ディーゼルエンジンの排ガス後処理システムなどの共同開発で合意した。両社の提携強化は、昨年11月にいすゞとトヨタ自動車が資本・業務提携した流れを受けてのものだ。トラック業界の世界的な再編の動きから、「遠戚関係」になった両社の接近は当然ともいえる。ただ、今回の提携の中身は薄く、ゆるやかな発進となる。

ソニーと日産は同じ道を行くのか、マツダとふそうはどこが違うのか
ビジネス情報誌の『ウェッジ』は、毎号産業界・製造業の次の動きを捉え、ものつくり国家として日本はどう進むべきか、読者に問いかける。今号では、ソニーと日産の対比検証を行なっている。また、『レスポンス』単眼複眼でおなじみ池原照雄氏による、「ヒットメーカーの舞台裏」も掲載されている。

【伊東大厚のトラフィック計量学】ETC今昔物語 その1…早期普及が実現したわけ
ETC(自動料金収受)は、サービス開始後6年でほぼ利用率7割に達した。車載器の保有台数に相当するの累積セットアップ台数も1850万台にのぼっており、順調に普及している。これまでの普及の足取りを振り返る

【池原照雄の単眼複眼】増益確保には、どこまでの円高に耐えうるか
自動車各社が夏休みだった先週、世界同時株安と急速な円高が進んだ。先週末に大暴落した日本市場の株価は、米FRBの公定歩合引き下げで週明けから何とか持ち直してきた。円高によってメルトダウン状態になっていた自動車株にも買いが入っているが、なお「売られ過ぎ」の感が強い。為替の予測は専門家に任せるとして、自動車メーカーの今期(08年3月期)業績には、一体どのレベルが増減益の分水嶺なのか---。

【伊東大厚のトラフィック計量学】運輸のエネルギー効率30%アップへ…CO2半減へのシナリオその5
「2050年までのCO2半減」に向け、我が国の運輸部門ではどのような戦略をとろうとしているのだろうか。5月、経済産業省から発表された「次世代自動車・燃料イニシアティブ」では、5つの自動車・燃料技術--(1)次世代バッテリー、(2)水素・燃料電池、(3)クリーンディーゼル、(4)バイオ燃料、(5)ITS--の開発と普及によって2030年までに石油依存度80%とエネルギー効率30%アップを謳っている。

【池原照雄の単眼複眼】日産の08年投入でディーゼル復活へ動き出す
日産自動車が2008年秋に次世代型クリーンディーゼルエンジン搭載車を日本市場に投入することを決めた。6月27日の当欄で、日産の日本市場「1番乗り」の可能性に触れたが、「やはり」という展開になった。10年までにはホンダも投入する方針であり、日本市場でディーゼル乗用車の復活が始まる。