トヨタ自動車は8日、ハイブリッド車(HV)を含めた『クラウン』のマイナーチェンジを発表。同社はHV『プリウス』のブレーキが効きにくくなる、という問題に対し近くリコールを実施する考えだが、クラウンHVについて同社広報は「不具合発生はないが、調査は行う」としている。
前原国交相は5日の閣議後の会見で、新型トヨタ『プリウス』の“空走感”について、トヨタ自動車がリコールもしくは、サービスキャンペーンを実施するのではないかという見解を示した。
◆プリウスのリコール問題、会見は耳を疑う内容
米フォードは4日、同社のハイブリッドモデルのうち、2010年モデルの『フュージョン・ハイブリッド』と兄弟車マーキュリー『ミラン』の回生ブレーキのプログラムを「カスタマー・サティスファクション(顧客満足)プログラム」により無償改修を行うことを発表した。
5日午後9時からの豊田章男社長による緊急記者会見では、この時点でやっと社長の言葉というのではちょっと遅い、という部分に記者の質問が集中した。
Piaggio Group Japanは5日、オートバイ「アプリリア RSV 4 Factory」のコネクティングロッドに不具合があるとして、国土交通省にリコール(改修・無償修理)を届け出た。
トヨタ自動車の豊田章男社長は5日夜、名古屋市で緊急会見し、一連のリコール問題について「複数の地域、複数の車種でリコールが発生し多くのお客さまにご心配、ご迷惑をおかけしお詫び申しあげます」と陳謝した。
前原国交相は5日夜の閣議後会見で、トヨタ自動車新型『プリウス』のブレーキ不具合の対応について、「顧客の視点がいささか欠如しているではないか、という思いを持っている」という見解を示した。
トヨタ自動車が新型『プリウス』のリコールに踏み切ると5日、一部で報道されたことについて、同社は「まだ方針を決めているわけではない。引き続き調査を進めるという状況は変わっていない」と否定した。
トヨタ自動車は、新型『プリウス』が、ある条件のもとでブレーキを操作した場合、ユーザーに空走感を抱かせる現象があることを4日、明らかにした。