ボルボは、自動運転車両の実用化に向けた、新しい渋滞支援システムの実証を行った。
新システムは、最高時速50kmとゆっくりした速度で走る渋滞の車列内で、自動的に前方車両を追従するもの。2014年には市販車に搭載される予定。
この渋滞支援システムは、現行の「アダプティブ・クルーズ・コントロール」および新型ボルボ『V40』(日本では来春発売予定)に搭載された「レーン・キーピング・エイド」を進化させたもの。
ドライバーがスイッチを押すことで、渋滞支援システムが作動すると、エンジンおよびブレーキの制御によって、前方車両との距離を自動的に一定に保つと同時に、ステアリングも自動でコントロールすることで、安全で快適なドライブを可能にする。
同社研究開発担当上級副社長であるピーター・メルテンス氏は「渋滞支援システムは、都市部の単調なノロノロ運転を、リラックスした時間へと変えてくれる。混雑した道路において、安全で快適なドライブを提供する」とコメントしている。