首都高速道路・横羽線の大師本線料金所、湾岸線湾岸浮島本線料金所の2カ所で、28日からダブルブースの運用を開始する。「ダブルブース」とは1車線で前後2カ所のブースを設けるもの。これによって、ピーク時の交通処理能力が1レーンあたり約30%、料金所で約10%が向上し、料金所渋滞の緩和が期待できる。
首都高速道路公団によると、2002年度中ではETC利用率は毎月約0.3%の割合で伸び、2003年度に入ってからは毎月約1.0%と、前年度よりも約3倍ものベースで上昇している。その結果、2003年6月の月平均利用率は約9.2%で1日あたり9万7700台の利用があった。そして、7月7日〜13日の調査では、10.1%と10%を突破。
国土交通省は、ETCを使った身体障害者割引制度を今年度内にも導入する方針だ。身障者手帳を持つ人には通行料が半額になる割引制度があるが、現在は自治体から交付される身障者手帳や割引証を料金所で見せる必要があり、ETC装着車でも出口では一旦停車する必要がある。
日本道路公団は18日、高速道路料金の長距離割引と、東京湾アクアラインの値下げ試行の延長を発表した。どちらもETC装着車が対象で、長距離割引は利用距離300km超の割引率を新設するもの。
国土交通省は、7月19日から来年1月18日まで行われるETC長距離割引の社会実験の専用窓口ホームページ「ETC長割社会実験窓口」を開設した。このETC長割社会実験は、ETC車載器を搭載したクルマがETCを設置した高速道路を連続300km以上走行した場合に最大60%の割引を受けることができる制度の運用実験である。
VICS情報サービスが北海道・東北地方の高速道路でFM多重放送で7月19日午前9時から12時までの間中断する。情報提供元システムのメンテナンス作業のため。
7月28日午前2時から午前6時までの4時間、定期点検のためにETC前払割引システムが停止する。停止の間、受けられないサービスは次の通りになる。インターネットによる新規登録、残高照会、前払いの支払い、利用明細の照会、登録情報の変更。携帯電話のインターネットサービス、専用電話による残高照会、前払金の支払い。
集中料金所のETCレーンの位置は、通行車の安全を考慮しているだろうか。たとえば首都高速道路・大井町料金所(東行き)は、通過後すぐに分岐がある。内側ETC専用レーンから羽田線に行くには複数の多くのレーンを横切り、無理をすれば事故を誘発する。
ETCでのトラブルは、ETCカードを認識できずにバーがクローズしてしまうのが一番だろう。ETCを利用するときは、カードがしっかり装着しているかを確認してからにしてほしい。
6月17日に公表されたETC長割社会実験が19日に開始される。実験の目的は、長距離走行で積極的に高速道路を利用してもらうことにあり、一般道路の周辺環境の改善や渋滞対策を図ることが最終目標だ。