ITSジャパンは、「ITSジャパン年次総会シンポジウム2003」を6月13日に東京国際フォーラムホールBで開催する。ここ数年、ITSについてはステージが変わったと認識し、本年の年次総会シンポジウムでは「テレマティクス新展開 〜ユビキタス時代の移動〜 」がテーマとして設定された。
阪神高速道路公団が1969年に導入した初代交通管制システムから数えること3代目となる新交通管制システムが5月から始動した。2代目は90年に導入されたので、実に13年ぶりにシステムが更新されたことになる。
三菱自動車は、21日から23日まで、パシフィコ横浜展示ホールで開催される自動車技術展「人とくるまテクノロジー展2003」にテレマティクス実験車『iTディオン』を出展すると発表した。iTディオンは、クルマのホットスポット、クルマの遠隔モニター&操作、クルマのホームページなど、ユビキタス時代のカーライフを提案する実験車だ。
トヨタ自動車が15日から発売した販売店オプションのDVDナビは、個性のある5機種を設定した。有料道路自動料金支払いシステムのETCを業界で初めて内蔵した「DVDナビTV CDチューナー(E)」(21万円)が登場。
国土交通省などは15日、ETC車載器の補助制度、『ETCモニター』の概要を公表した。ETC車載器購入に1台当たり5000円を助成するもの。新規ETCセットアップ者で、申し込み時や利用中のアンケート回答が条件だ。助成は先着順とし、業務用車両(トラックなどの緑ナンバー)は約35万台、自家用車は約10万台分を予定する。
電源開発、明電舎、昭文社の3社は新会社『J-時空間研究所』(東京都中央区)を設立し、GIS(地理情報システム)事業を本格的に始める。埼玉大学が開発した時空間GISソフトと昭文社の地図を組み合わせ、官公庁や民間企業に売り込む。
国土技術政策総合研究所が進めている「スマートコミュニケーション」が、国土交通省の『ITSホームページ』に掲載された。スマートコミュニケーションとは、ETCでも用いられる路車間通信技術「DSRC=狭域専用通信」を活用し、ドライバーに様々なサービスを提供するもの。
さまざまな組織や技術によって成立する走行支援システムを利用してドライバーが交通事故を発生させた場合、道路管理者、車載器メーカー、ドライバーの3者において、民事上のどのような責任がどのように生じるか。ITSの普及にあたってはこれを整理する必要があり、国土交通省が研究している。9日、その研究結果の報告書が発表された。
国土交通省が作成するITSホームページが、5月9日に大幅リニューアルを行った。特に目立つのが、全体インデックス。以前よりも見やすいデザインになり、項目もすっきりしたため、ホームページを訪れた人は目的の項目が見つけやすくなっている。
『日本・ASEAN交通政策ワークショップ』がこのほど都内で開かれ、アジア圏内で共通の公共交通ICカードを開発することや、ASEAN版ITSプロジェクトなど、約20のプロジェクトが始動した。