国土交通省は、ETC車/一般車両の併用レーンについて、ETC専用時間帯を大幅に増やす方針。ETC利用者から「なぜ一般車に交じって並ばなければならないのか」、ETCを使っていないドライバーから「ほとんどETC車が通らないくせに、無駄だ」と、双方から日本道路公団などに苦情が寄せられていた。
VICSセンターでは島根県と鳥取県のVICSのFM簡易図形のモニターを募集開始した。応募締め切りは20日。
VICSセンターは山形県下の主要な一般道路において、19日より道路交通情報の提供を開始する。
郡山国道事務所では、「福島地域ITSの展開に向けて」という資料を発表した。福島県では福島県新長期統合計画「うつくしま21」が策定されている。社会資本整備と高度情報通信社会構築が、ITSの展開と連携することが課題となっている。
2002年7月末現在で、カーナビの出荷台数は984万台、6月末現在でVICSユニットは498万台を突破した。
この夏から試験運用を始めているフォードの自動衝突通報(ACN)システムが好評だ。現在アメリカ、ヒューストン市を中心に2年間の予定で試用されている。センサーが衝撃加速度を感知し、衝突後60秒以内に911番(日本の110番)に通報するシステムだ。
道路システム高度化推進機構(ORSE)では、8月末現在のETCセットアップ台数を発表。累計で43万台を突破した。
ITSジャパンでは、ITSビジネスのアイデアを発表する第8回「ITS-PLAZA」を9月19日に東京で開催する。ベンチャー企業と会員企業とのビジネス交流も目指している。
東京都など出資する第3セクターの交通情報提供会社、ATISは、9月からVICS情報をパソコンに配信するサービスを始める。利用者はパソコン経由で全国のVICS情報を参照できるほか、渋滞を避けたATISの推奨ルート情報も入手できる。
国土交通省は来年度、税金50億円を使ってETC車載器のレンタル制度を導入する。レンタル期間や料金はこれから検討するが、これらの施策で「年間50万台から100万台は普及させたい」(道路局)という。