国土交通省道路局が8月26日から9月1日までのETCの普及・利用状況の速報を発表した。それによると、全国の1日あたりの平均利用率は47.1%と、前週よりも0.7%アップした。
ガリバー自動車流通研究所の調査によると、ETC車載器を取り付ける“きっかけ”として「割引の優遇措置開始」は大きな動機にならない。ただしETC購入1年以内の人の装着タイミングは「割引」が36%で1位となる。
たまたま筆者は所用でフリーウェイを走行していた。普段は渋滞情報などを流す電光掲示板に、異様なメッセージが書かれていたのである。「子供誘拐事件発生。白のフォードエクスプローラー、カリフォルニアナンバー5JYA780。5号線を北上中」
ETCが欲しい人はいても、実際の購入のきっかけはなかなか難しい。車載機は素人がおいそれと取り付けられるものではないからだろう。クルマの乗り換え時にETCをついでに装着する人が多い。
『ASV-3』認知支援を強化する上で重要なのが、「クルマの外部に存在するリスクをどのように把握するのか」という部分だ。いわば“眼の技術”である。
2日、本田技研工業が先進安全自動車プロジェクト『ASV-3』を発表した。周知の通り、ASVはITS(高度道路交通システム)計画の中で、クルマの進化の方向性を指し示すものである。
8月31日現在での「ETC車載器のセットアップ台数」は累計で約817万台、急激に増加している。ガリバー自動車流通研究所がETC所有者を対象に調査したところ、装着理由で最も多いのは「料金所での不便さ解消」だった。
道路システム高度化推進機構(ORSE)が8月末現在のETCの普及状況を発表した。それによると、月計は40万7131台、累計は817万3403台だった。
首都高速道路公団は、8月29日から30日にかけて発生していた東京高速道路(KK線)の汐留乗継料金所での不具合は、31日までに解消したと発表した。また、誤って課金された通行料については請求が発生しないように首都高速道路公団は対応する。
ホンダは2日、先進安全自動車プロジェクト「ASV-3」対応車を開発したと発表した。国内の死亡・重症事故の7割が認知の遅れによるものであることから危険察知を重視して開発した。