7日初披露されたフェラーリのニューマシン「F2003-GA」。11日にフィオラノで行われたトラックデビューではいきなりフィオラノ・テストコースの記録を塗り替えるなど早くもそのポテンシャルを見せつけた。テストに臨んだミハエル・シューマッハはニューマシンで78ラップを走行、ベストタイムを57秒476から57秒045に短縮した。
アウディ・スポーツUKは10日、2003年6月14−15日に決勝が開催されるルマン24時間耐久レースのドライバー・ラインナップを発表した。ミカ・サロ(36歳)、フランク・ビエラ(38歳)、ブライトン・ペリー・マッカーシー(41歳)のベテラントリオ。
インディカー・シリーズ(IRL=インディ・レーシング・リーグの公開合同テスト“ザ・テスト・イン・ザ・ウェスト”は、7-8日はフェニックス・インターナショナル・スピードウェイに場所を移して行われ、8日、ホンダエンジン・ユーザーのトニー・カナーンがトップタイムを記録した。
WRC=世界ラリー選手権、スウェディッシュラリーの最終日レグ3が9日行われ、マーカス・グロンホルム(プジョー)が総合優勝した。グロンホルムがスウェディシュラリーで勝ったのは過去4年で3回目となる。
9日、ザウバー・ペトロナスが2003年マシン「C22」の発表会をチューリッヒで行った。ニック・ハイドフェルト、ハインツハラルド・フレンツェン両ドライバーに囲まれ登場したペーター・ザウバー代表は「トップ3追撃集団の先頭として鍵となる役割を果たすのが我々にとってのゴール」と、抱負を語った。
7日、ニューマシン「F2003-GA」を発表したフェラーリ。その席上で今年6度目となるタイトルを目指す王者ミハエル・シューマッハは次のように意欲を語った。「これほど多くの改良が加えられていることには驚いたよ」
フェラーリは2003シーズンでのテストドライバーとしてフェリペ・マッサを獲得したことを明らかにした。元ザウバーのマッサは同じブラジル人のルチアーノ・ブルティと交代し、ルカ・バドエルと共にテスト任務に就く。
セカンドドライバーとしてラルフ・ファーマンを獲得したエディ・ジョーダン代表がファーマンについて次のようにコメントした。「確かに賭けになるかもしれない。結果のみぞ知るだね。ジョーダンは若手ドライバーでのリスクを背負う数少ない、おそらく唯一のチームだ」
7日、本拠地マラネロでフェラーリの新型F1マシンが発表された。型式を「F2003-GA」という。「F2003」は最近の命名法に従ったもので、「GA」は先日亡くなったフィアットの名誉会長ジョバンニ・アニエリの頭文字である。