5月31日−6月1日に、決勝レースが行われる「ニュルブルクリンク24時間レース」(ドイツ)に、オーツタイヤのファルケン・モータースポーツが日産『スカイラインGT-R』(R34)で参戦する。NISMO=ニッサン・モータースポーツ・インターナショナルがエンジンの技術支援をする。
11日、FIAはブラジルGP(6日決勝)のリザルトを再検討、赤旗中止時点でジョーダンのフィジケラが56周目に入っていたことを認め、54周終了時点での順位を最終結果とした。これで暫定2位のフィジケラが優勝(初優勝)、暫定1位のライコネン(マクラーレン)が2位、3位のアロンソ(ルノー)は変わらず。
暫定ながら開幕から3連勝とチャンピオンシップでも優位に立っているマクラーレン。予想外の苦戦を強いられているフェラーリが次のサンマリノから新車を投入する予定であるのに対し、マクラーレンはまだまだ延期する可能性が高くなっている。
開幕からまだ3戦しか終了していないが、すでに2004年に向けて動き出している各チーム。その中で低迷の続くジャガー・レーシングは来季向けに、オールニューマシンのデザイン、製造をいっさい行わないことを明らかにした。
ブラジルGPでのリザルトが見直しされることを受けて、ジャガーではマーク・ウェーバーが獲得した今シーズンの初ポイントを失う可能性が濃厚となった。最終ラップでクラッシュしながらも2ポイントを獲得したウェーバーは「残念ではあるけど、これが世界の終わりじゃないから」と、心境を語った。
FIAの広報は先日、波乱続きのまま幕を閉じたブラジルGPの結果を再検討することを明らかにした。急遽11日にスチュワードなどを召集し、事実を確認した上で、結果を再検討する予定。レギュレーションでは赤旗の2周前の順位が最終結果になるとされており、ブラジルGPでの赤旗が何ラップ目だったのかを再検討する。
今シーズン、未だ波に乗れていないドライバーも多い。休養の危機に立たされているのがウィリアムズのラルフ・シューマッハ。マレーシアでは4位フィニッシュと健闘を見せたものの、新たに導入された1ラップ予選方式にはかなり苦戦しているようで、開幕戦から9位、17位、6位と結果も思わしくない。
セナが悲劇的にこの世を去って以来、次なるチャンピオンを待望しているブラジル国民。2度ワールドチャンピオンとなったフィッティパルディはバリケロ(フェラーリ)のタイトルの可能性を肯定しながらも、トヨタのダマッタこそブラジルが待ち望んでいたドライバーだと語る。
ブラジルGPで9年連続でリタイアに終わったフェラーリのルーベンス・バリケロ。母国のファンに対し、ブラジルで優勝しない限り引退しないと雪辱を誓った。「ものすごくガッカリしたけど、望みは失ってないよ。母国グランプリで勝つまでレースは絶対に辞めないよ」
ブラジルGP終了直前に赤旗クラッシュで病院に移送されたルノーのフェルナンド・アロンソが月曜、無事に退院していたことが明らかになった。精密検査を受けた結果、脚の打撲だけで済んだ模様。