マレーシアGPで41ラップでリタイアしたミナルディのジャスティン・ウィルソンがレース後病院で検査を受けた。ウィルソンはHANS(Head and Neck Safety)の不具合により肩の神経に猛烈な痛みを感じ、急遽ヘリコプターで病院へ。鎮痛治療や数多くのテストを受けた後、無事退院した。
IRL第2戦の決勝レースは23日、アリゾナ州のフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催された。全長1マイル=1.6kmのサーキットを200周して優勝したのはポールからスタートしたトニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン)。ホンダ・インディV8エンジンのインディカー・シリーズ初勝利である。
ポールポジションを獲得したのはルノーのアロンソで、2番グリッドにはチームメイトのトゥルーリ。スタート直後、トゥルーリは3位スタートのM. シューマッハと接触、両者ともに順位を落とす。燃料軽めでスタートしたアロンソが早めにピットに入った後、トップを守りきったライコネンがそのままチェッカーを受け、初優勝を飾った。
1999年からカレンダーに加わったマレーシアGP。世界屈指の近代サーキットには多種多様のコーナーが散りばめられ、設備も優秀でチームやドライバーからの評判も高い。赤道近くに位置するため、高温多湿なコンディションがドライバーの体力を奪う、フィジカル面でも非常に厳しいサーキット。スコールが降る可能性も高く、今年はより変化に富んだグリッドが期待できるだろう。
開幕戦オーストラリアGPで安定した走りを見せ、高い評価を受けているマクラーレンのデイビッド・クルサード。今シーズン、タイトルの可能性もあるのではとの評判もあるが、1979年フェラーリでワールドチャンピオンに輝いたジョディ・シェクターは「クルサードは過大評価されているね」と、全く別の評価を下している。
アウディ ジャパンは19日、ユーザー参加型イベント「アウディ・ピレリ・サーキットチャレンジ」に、ピレリとともに協賛する、と発表した。
開幕戦の予選で力強いパフォーマンスを見せながら、決勝ではピットレーンのラインカットによるドライブスルーペナルティを受け、最終的には燃料圧のトラブルにより32ラップでリタイヤに終わったトヨタのオリビエ・パニス。度重なる不運にも関わらず、パニスはマシンのスピードに非常に感銘を受け、セパンに自信を持っていると語る。
開幕戦で4位完走と53戦ぶりに表彰台を逃すという残念な結果に終わったディフェンディング・チャンピオンのミハエル・シューマッハ(フェラーリ)。次のレースまでの短いオフを妻コリーナや親しい友人たちと、太陽と海に囲まれた場所でリラックスして過ごしたという彼は、精神的にも肉体的にもバッチリ充電できたようだ。
過去4度開催されているマレーシアGP。3強ではマクラーレンがまだマレーシアGPでは勝利を上げていない。しかしロン・デニス代表はマレーシアでの初勝利に自信を深めている。「誰も未来のことはわからない。いろんな事が起こりうる」