まだ今シーズン、ノーポイントのレースが続いているパナソニック・トヨタ・レーシング。しかしサンマリノGPでは今年初めてのダブル完走を果たし、クリスチアーノ・ダマッタが12位、オリビエ・パニスがポイントまであと一歩の9位と、確実に前進しているようだ。
現在マクラーレンだけにエンジン供給しているメルセデスが来年から他チームへの供給を視野に準備を進めていることが明らかになった。これまでは複数のエンジンを供給することに否定的な立場をとり、マクラーレン1チームだけに全エネルギーを注いできたメルセデスだが、法外な開発コストを効率よく減らすためにも、複数のエンジン供給を選択したようだ。
フェラーリ、ウィリアムズがサンマリノGPで3ストップ作戦を取ったのに対し、2ストップ作戦を採用したマクラーレン。これ功を奏し、予選での不振をカバーしてキミ・ライコネンが2位に入り、チャンピオンシップでも依然首位を走り続けている。この結果を受け、次戦スペインからにも投入されると見られていたニューマシン「MP4-18」のデビューが早くても6月のカナダGPからになる模様。
ジェンソン・バトンが8位に入賞し、これで3戦連続でポイントを獲得したB・A・Rホンダ。しかしジャック・ビルヌーブはリタイア、バトンももっと上が狙えただけに、納得のいかないレースとなったよう。
決勝日の未明に最愛の母を失い、サンマリノで見事な今シーズン初勝利を飾ったミハエル・シューマッハが、その心境を声明で発表した。「母は日曜日、僕がレースすることを望んだはずだ。彼女は僕たち兄弟がカートをしているのを見るのが好きで、当時のレースは全部見に来てくれた」
2003年、ヨーロッパでの開幕戦となるサンマリノGP。ポールポジションを獲得したフェラーリのミハエル・シューマッハが優勝、天国の母に65勝目を送った。2位はマクラーレンのキミ・ライコネン。ルーベンス・バリケロが3位に入り、フェラーリの本拠地でダブル表彰台を決めた。
シーズン最初のヨーロッパ・グランプリにして、ホームグランプリとなるサンマリノGP開幕を控えるフェラーリにとって、目標はもちろん勝利のみ。ニューマシンF2003-GAの投入が次戦以降に持ち越されこともあり、フェラーリとしても昨年のタイトル獲得マシンの最後のレースを勝利で飾りたいところ。
5月31日−6月1日に、決勝レースが行われる「ニュルブルクリンク24時間レース」に参戦する、オーツタイヤのファルケン・モータースポーツ『スカイラインGT-R』が、東京都中央区、銀座4丁目交差点角の日産銀座ギャラリーに展示されている。
新チームメイトのフェルナンド・アロンソの活躍に隠れてしまっているものの、これまでの3レースですべてポイントを獲得するなど、安定した走りを見せているルノーのヤーノ・トゥルーリ。チームも好調な上、母国で記念すべき100戦目を迎えるトゥルーリだが、いつもと同じ気持ちでレースに臨むという。
B・A・Rホンダのスポンサーで株主を務めるBAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)がF1から撤退するのではとの噂が浮上している。これまでも撤退の噂が何度か浮上していたBATだが、タバコ広告禁止が導入される以前に撤退する可能性は高いよう。