東京モーターショーのために来日した独BMWのマルコ・マルツァンMC担当役員は、日本や欧州の一部で市場が拡大しているビッグスクーターについて「BMWとしては追随しない」と述べ、「BMWはコミューターではなく、バイクメーカーとして成長していく」ことなどを挙げた。
カルソニックカンセイのブースに、UCRなるものが展示されている。ユニフィケーション・オブ・コンデンサー・アンド・ラジエーターの頭文字を取ってUCR。エアコン用のコンデンサーとエンジンのラジエーターという、熱交換機能を持つふたつの部品を合体させたものだ。
28日の日曜日は13万人を超える子供連れ家族や若者らで、どこの展示ホールもいたるところで黒山の人だかりの混雑ぶりだったが、なかでも、あの甦った名車『フェアレディZ』を一目見ようと日産ブースにやって来たモーターファンも多かった。
東京ショーが27日から一般にも公開されたが、気になるのは来場者の人数だ。米同時多発テロ事件などの影響で、「間違いなく激減する」と、某出展メーカーの担当責任者も悲観的な予想をしていたが、なんと自工振の調べによると、初日の来場者は10万8000人。
「これからはトヨタ以外への納入比率を上げていかなければと思っている」。トヨタ系部品メーカー、アイシン精機の和田明広会長はこう語った。アイシン・ブースで注目されるのが、新開発の可変流量ターボチャージャー。
「直噴ディーゼルの進歩は早い。たとえばキャタピラーシステムを使用したいすゞさんのRV用3リットル直4直噴ターボディーゼルは、数年のうちに消える運命ですね」。デルファイ・オートモーティブ・システムズの関係者は、日本のテクノロジーをバッサリと斬る。
VW『ゴルフ』のエンジンに、ついに直噴ガソリンが登場する。シリンダー内に直接ガソリンを噴射する直噴エンジンは、日本では三菱、トヨタ、日産がラインナップしていることでポピュラーな存在だが、海外メーカーではほとんど例がない
ホンダ『S2000』に6速ATモデルが追加されることが判明した。搭載ミッションの有力候補はドイツのトランスミッションメーカー、ZFの6速AT。
日立グループが初めて試作燃料電池をモーターショーに出品した。グループの中には自動車部品メーカーがあり、環境・安全・ITといった今後の自動車開発の中でキーとなる分野をカバーできるのは総合電気メーカーの強みだ。
二輪車や部品メーカーのブースが立ち並ぶ北ホール。その一番奥にホンダの二輪ブースがある。コンセプトモデルから市販モデルまで、数多くのバイクが展示されているが、ここでは二輪のシミュレーターも体験することができる。