日本で一番クルマ好きな自動車会社の社長は誰かと尋ねたら、何人かの名前が上がるだろうが、光岡自動車の光岡社長は間違いなくその筆頭にランクされると思う。『ZERO-ONE』以来、完全なるオリジナルカーからは遠ざかっていた同社だが、モーターショー初出展を機にスーパーカー『オロチ(大蛇)』を発表した。
スバルのプレスブリーフィングは、竹中社長の挨拶の前にGMのワゴナー会長、スズキの鈴木修会長をそれぞれ紹介して「GMアライアンス」を強調することから始まった。プレスブリーフィング自体も昼休みの1時間を除いて、スズキ、オペル、いすゞ、GMの順に続いている。
フォルクスワーゲンのディビジョンのひとつとなったイギリスの高級車ブランド、ベントレーは元気だ。24日午前にロールスロイスと共同で行ったプレスブリーフィングのなかで、販売台数を今後5年で現在の年間1500台から同9000台へと大きく引き上げる計画をぶち上げたのだ。
フォルクスワーゲンに買収されたロールスロイス、ベントレーは、合同で東京モーターショーに出展。ロールスロイスの商標使用権をBMWが握っていることから、もしかするとこれが最後の合同展示になるかもしれない。
これまでアメリカ車といえば「大きくて燃費が悪い」というイメージが一人歩きしていたが、GM(シボレー)が今後目指していくのは「スモール&エコロジー、加えてエコノミー」という、そんな評判とはまったく逆の路線だと強く主張する。
マセラティに続いてブリーフィングに登場したのが、フェラーリのセールスマネージャー、ディエゴ・ブリアーニ氏。現在は「フェラーリの歴史の中で一番成功している時代のまっただ中」と語り、F1での活躍や売り上げ台数の推移を紹介した。
「今回の東京モーターショーにおいて、三菱自動車のスタンドは2台ずつのクルマが展示された、3つのシルバーの円柱から構成されている」とエクロートCOOは語りはじめた。「シルバーはクリアーな色であり、それは三菱の将来と同様だ。ぜひシルバーに注目してほしい」と。
今年のモーターショーではスズキや富士重工業と共に「GMグループ」として東京モーターショーに出展しているいすゞ。GMとの提携は今年で30周年になるが、販売・生産面でより一層の提携が進むなど、いすゞにとっては飛躍の年となったようだ。
フォルクスワーゲンのヴィンターコール技術開発担当役員は、「今後のVWの戦略は四葉のクローバー」と語った。といっても、同氏はアルファロメオを特別に信奉しているわけではない。
フォルクスワーゲン(VW)のプレスブリーフィングは、過去のモーターショーにおける同社のそれとは、およそかけ離れたものだった。ブースの中心に展示されたのは『パサート』でも『ニュービートルRSI』でもなく、スーパースポーツ『W12』だった。