24日、千葉県千葉市の幕張メッセにおいて、第35回東京モーターショーがプレスデイをかわきりに始まった。メーカーの社運をかける量産車デビュー、将来の期待と希望をかいま見せるコンセプトカー……、今回のモーターショーは盛り上がり間違い無し!! 臨時編集部をメッセに設置して速報をお送りする。
ジョン・F. ケネディが大統領の就任パレードに50台も連ねたというほどに愛した、アメリカン・ドリーム・カー、『サンダーバード』が復活する。1954年に初代が発売されて以来、40年以上にわたって人気車種であり続けたスポーティ・カーが東京モーターショーにも出品される。
22日、新設計の6リットルV12エンジンを積む、アストンマーチン『V12ヴァンキッシュ』の日本発表会が、東京都千代田区の英国大使館で行われた。当日の招待客は、アストンマーチンの顧客やVIPゲストなど。
フォードの参考出品車『マスタング・ブリットGT』は、映画「ブリット」で主演のスティーブ・マックイーンが乗っていた『マスタング』の現代版。サンフランシスコの街で繰り広げられたカーチェイスシーンのように機敏な走りをイメージしている。
メルセデスベンツ『F400カービング』では、最新のサスペンションシステムに加えて、量産車に採用が予想される“ドライブbyワイヤ”システムが登場。
90年代は最速の代名詞だった『ZZ-R1100』。2000年の『ZX-12R』登場で最速の座は譲ったものの、迫力有るデザイン、快適性/スポーツ性のバランスの良さ等でZZ-R1100を選ぶライダーは少なくなかった。繋がり丸目4灯の非常に個性的な面構え(実はリアも丸目4灯)で今回登場した1200は、ヨーロッパで一般的な150〜200km/hでの高速走行の快適性を重視した設計。1100よりもツーリングユースを意識した設定となっている。
『Z1』『GPz900R』と続くカワサキ伝統の900スポーツの正統後継車として93年に登場した『ZX-9R』。02年モデルは実に130箇所以上に改良が加えられている。
ラムエア加圧時140kw(190ps)が生み出す圧倒的な動力性能で世界最速に君臨する『NINJA ZX-12R』。'02年モデルはそのハイパワーはそのままに、ワインディングやサーキット等のスポーツ走行における現実的な速度域での扱い易さを重視した変更が加えられている。
『F400カービング』のスタイリングはさておき、今回最も注目されるのはサスペンションである。これは1997年に初めてコンセプトカーに搭載されたアクティブ傾斜システムのアップグレードバージョンだ。コーナリングの際は外側車輪のキャンバー角度を最大20度も変えることが可能で、キャンバーが固定されているのに比べ、ハンドルを切ったときの安定度が30%もアップする。