将来の“スモールBMW”のための、プロポーションや面処理などデザインについての興味深い研究が『CS1』だ。BMW関係者によると、『1シリーズ』のデザイン開発コンセプトをオープンエア・4シーターにしたものだという。
メルセデスベンツはDTMの2002年シーズンを闘うAMGメルセデス『CLK-DTM』を発表した。ただしCLK-DTMのボディとスペースフレームは量産仕様とはまったく別のもの。エンジンは4.0リットルV8を搭載する。
ホンダはジュネーブにノベルティは用意しなかった。唯一の例外と言えるのが参考出品された『CR-V』の“デザイナーズ仕様”。これとてオールニューではないが、なかなか魅力的で現実的だ。これが将来のホンダSUVの顔になるのかもしれない。
フォルクスワーゲン(VW)は、3月5日からジュネーブで開催されているジュネーブモーターショーで、VW初の大型サルーンの『フェートン』を発表した。
フランスにあるトヨタの欧州デザイン室「EDスクエア」が開発した魅力的なショーカーが『UUV』だ。UUVはアーバン・ユーティリティ・ビークルの頭文字で、都市のドライバーのための“アドベンチャー”ビークルだそうだ。
昨年9月のフランクフルトショーで『パジェロ・エボリューション』コンセプトを発表した三菱は、そのコンセプトを進化させ、『パジェロ・エボリューション2+2』コンセプトをジュネーブで発表した。
マツダはミドルクラスの『6』(日本名『アテンザ』)をジュネーブに展示した。世界戦略車でもあるアテンザの欧州プレミアであり、加えてステーションワゴンは世界初公開である。
ダイムラー・クライスラーの社長兼CEOのディーター・ツェッチェ氏がジュネーブで爆弾発言? なんと「ビッグ3という呼称を使うのは時代遅れ」と言い、「我々は狭い町の中で2人(もちろんフォードとGM)と競争するのではなく、世界のベストと競い合いたい」と明言した、という。
マツダのオールニュー・ショーカー、『MXスポーツラナバウト』が本当は何を意味するのか知りたければ、車名はおいといて実車(写真)だけを見たほうがいい。マーク・フィールズ社長はマツダのデザイン哲学をスモールカーで表現した“コンセプト”という。
日産の最新コンセプトカー『ヤンヤ』はいっぷう変わったSUV派生のクロスオーバーだ。デザインについていうと近代都市高層建築に発想を得た、トレンドセッターとなり得るもの。