激戦のコンパクトカー市場にシトロエンは『C3』を投入、フランス国内で販売を開始した。ジュネーブ・モーターショーが国際披露の場となるが、すでにコンセプトカーとして東京モーターショーにも展示されたことがある。
BMWはコンセプトカー『CS1』をジュネーブショーで発表する。BMWでは、CS1は同社のデザイン哲学を小型車に適用すればどうなるかというスタディであり、将来登場するこのサイズのクルマの外観スタイリング・テーマの予告だという。
シトロエンはジュネーブ・モーターショーで新型高級ピープルキャリアの『C8』をデビューさせる。PSA-フィアット協同開発生産ミニバンのシトロエン仕様であり、『エバジオン』の後継車にあたる。発売は年末の予定。
ランチアは新型MPV(多目的車。または多人数車=ミニバン)の『フェドラ』をジュネーブ・モーターショーで発表する。春から発売。PSAプジョー・シトロエン・グループと共同開発・生産され、『ゼータ』の後継車に当る。
フィアットはPSAプジョー・シトロエン・グループと共同開発/生産するミニバンの『ウリッセ』をフルモデルチェンジ、ジュネーブ・モーターショーで発表する。PSAとの協力体制は新型でも変わらない。
ルノーは『エスパス』コンセプトをジュネーブで発表する。先に公開された写真を見ると次期型の予告と考えて良さそうだ。1984年に初代エスパスをデビューさせたルノーは、欧州市場のMPV=多目的車に革命を起こした。4代目コンセプトはMPVの頂点をめざす。
『Cクラス・スポーツクーペ』がラインナップされた現在、メルセデスベンツは新型『CLK』の市場ポジショニングをやや上級に移行した。メルセデスとしては比較的短命に終わった先代と比べて新型は、長さで71mm、幅で18mm、高さで42mm拡大している。
新型『CLK』シリーズのエンジンは、トップのCLK55AMGに367PSの5.4リットルV8が搭載され、おなじみの280PSPS・5.0リットルV6、218PS・3.2リットルと170PS・2.6リットルのV6が設定される。
昨年のフランクフルト・モーターショーで発表され、続く東京モーターショーにも参考出品されていたプジョー『307SW』が、この春から発売される。307ハッチバック(欧州カーオブザイヤー)よりホイールベースが10cm長いステーションワゴンである。
車高が低くて、幅が広く、長さも長く、ウィンドスクリーンは大きく傾いている……。プジョーは正統派2+2クーペ・コンセプト、『RC』をジュネーブ・モーターショーに出展する。デザインテーマはライオン以下猫科の動物、最近のアイデンティティに従ったものだ。