オートサロンに出展するのはショップやメーカーだけではない。千葉県成田市にある自動車整備を教える専門学校、NATS=ニホンオートモビルカレッジのカスタマイジング科はここ数年の常連だ。ユニークなカスタムカーを複数台並べて訪問客を楽しませる。
「大胆で革新的」というのがキャデラックのラグジャリー・ロードスター『XLR』のキーワードだ。コンセプトカー『エボーク』をベースにして、2004年型として03年に発売される。新開発4.6リットルV8「ノーススター」を搭載、後輪を駆動するコンバーチブルだ。
キャデラックブランド100周年を記念したスーパーカー・コンセプトが『シエン』だ。車名はスペイン語で「100」を意味する。ミッドシップに搭載されるエンジンは新開発の「ノーススターXV12」、オールアルミニウム製7.5リットルV型12気筒DOHC、750PS。
“日本一速い男”星野一義が代表を務めるホシノインパルは、日産車を中心にチューニングを手掛ける。オートサロンには『スカイライン』や『ステージア』など日産新型車ベースの製品を展示した。
オートサロン出展車はエアロでドレスアップしたカスタムばかりではない。サロンの伝統から言ったらチューニングカーの方が主流である。REすなわちロータリーエンジンのチューナーとして知られるRE雨宮は風林火山『山下C3Sアドバン7』byタケヤリを展示した。
無限のスタンドで展示されていた『インテグラ・タイプR』では、ステアリングは交換されてエアバッグがなくなり、ステアリングボスもアルミの削り出しが採用されている。エアバッグを外し、衝撃吸収タイプのボスをやめる意味とは?
クルマというと「男の子のオモチャ」というイメージに偏りがちだが、大きすぎない『ロードスター』をベースにした『RSクーペ』は、女性におしゃれに乗ってもらいたいと、デザインを担当したマツダ産業の福田成徳顧問は語る。
スズキは今回のオートサロンに、東京モーターショー参考出品車『ラパン』のカスタムを大量出品している。様々なカスタマイズを施したモデルが並ぶということは、市販時期が目前に迫ったということなのか?
いままではマツダスピードがメインだったオートサロンのマツダスタンドに、今年から登場したのが「m's IF」シリーズ。マツダ産業が企画、開発したロードスターベースの2モデルを出品している。
無限は発売されたばかりの『インテグラTYPE R』用パーツを装着した展示車を持ち込んだ。エアロパーツ、エンジン、足回り、内装の4種類に分けられるパーツは、十勝24時間耐久レースやN1などの実戦で培われた技術がフィードバックされているという。