今年のデトロイトオートショー(デトロイトモーターショー、19日まで)で何よりもメディアの関心を引いているのは、日本のメーカーが揃ってフルサイズピックアップの分野に挑戦した、ということだ。
マツダ『ロードスタークーペ・TS Concept』は、1.8リットルエンジンを搭載した『ロードスタークーペType-S』をベースに、エクステリアを'60年代風のレトロな雰囲気としたクルマだ。
オートサロン(9-11日、幕張メッセ)でも異色のハイブリッド・ビークル、エンドレス『PC50』。レーシングカーをデフォルメしたスタイリングと、またがって乗る独特の運転姿勢が目を引くが、これには大きな理由があった。
03年は、映画「007」シリーズによるイメージアップ作戦を展開したアストンマーチン。今回は、同社にとっても13台目のカブリオレモデルとなる『DB9ボランテ』が登場した。
BMW『645Ci』コンバーチブルは、車速30km/h以下なら、ヒーティング機構付きガラス製リアガラスを残し、フードはいつでもフルオープンに出来る。すると、リアシートの広さがさらに強調される。これは2+2というよりフル4シーター的感覚だ。
ロサンゼルスオートショー(ロサンゼルスモーターショー)でデザインコンセプトが出され、注目のハマー『H3T』ミッドサイズピックアップだが、GMでは05年中に06年モデルとして全米で発売することを「確約」した。
LAオートショー(LAモーターショー、12月29日−1月11日)のレクサスブースでひときわ目を引いたのが、『IS300』(日本名トヨタ『アルテッツァ』)をベースに『GS430』(同トヨタ『アリスト』)のエンジンを載せた『IS430』だ。
今回のオートサロンで、ひときわクルマを目立たせていた、まぶしいほど‘パカパカ’光るヘッドライト。アルティアブースでは、展示車両のヘッドライトに取り付けられたストロボのフラッシュが来訪者を出迎えた。
スバル『フォレスターSTiバージョン』は洗練されたスタイリングを持ち、SUVとして走りの本質をデザインで表現している。このフォレスターはコンプリートモデルとして市販が検討されておりファンには待ち遠しい1台だ。
クライスラーがデトロイトで発表したミッドエンジン、クワッドターボ、V12の『ME4-12』(フォートゥエルブ)は、クライスラーの「隠し玉」としてデトロイトオートショーの中でも最も注目を集めたクルマとなった。