ヤマハ発動機のブースは白を基調とし、落ち着いた美術館のようなデザインで他社とは一線を画した。
ホンダが参考出品した『E4-01』は、『DN-01』と並ぶ新ジャンルのマシンだ。一見、ビッグスクーター(排気量903cc)のようだが、200kgを切る車重と前後17インチタイヤなどが示すとおり、優雅なスタイリングからは想像もできない走りを披露するという。
19日に行われたプレスブリーフィングにて、スーパーカー『オロチ』の具体的な開発状況が初めて明らかにされた。現在は国土交通省の認定を得るための各種試験や、走行試験に使う車両の試作などが行われており、2006年秋の発売を目指す。
スズキが東京モーターショーに参考出品するクルマの中で、唯一市販車のスタディモデルと明言しているのが、『Mom's Personal Wagon』(マムズパーソナルワゴン)。このクルマが次期『MRワゴン』になるというのだ。
スバル『B5-TPH』は、パーソナルクーペとステーションワゴンのクロスオーバーという新領域をめざしたコンセプトモデルだ。車名のB5は小型車『インプレッサ』クラスであることを表す。TPHは8月に同社が技術発表したばかりの「ターボ・パラレルハイブリッド」の略。
マセラティブースでは『バードケージ75』が日本初お披露目されている。ところがこのバードケージ、展示されるのは22日と23日のたった2日間なのだ。24日からはマセラティのスーパーカー『MC12』が代わりに展示される。
東京モーターショー、ホンダのプレスブリーフィングでは、自らバイクも乗る福井威夫社長が登場(19日)。「年間1000万人に製品を提供する企業として、環境・安全に積極的に取り組んでいきたい」と抱負を述べた。
「ワンダフル スモール 未来系」を統一テーマに掲げるダイハツは、ハイブリッドオープンスポーツ『HVS』や、超低燃費車の第3世代車にあたる『UFE-III』など、環境に配慮しつつ、運転の楽しさを追求したクルマを出品している。
11時40分に始まったスバルのプレスブリーフィングは前半、同社の自動車開発史の映像が延々と流れるなど、終始静かな雰囲気だった。
ダイハツブース内のステージ中央を飾るのは、小粋なスパイダーボディの『HVS』だ。HVSは「Hybrid Vehicle Sports」(ハイブリッド車スポーツ)の略で、文字通りエンジンと電気モーターを併用するハイブリッドカーだ。