マセラティブースでは『バードケージ75』が日本初お披露目されている。ところがこのバードケージ、展示されるのは22日と23日のたった2日間なのだ。24日からはマセラティのスーパーカー『MC12』が代わりに展示される。
バードケージ75は、マセラティのデザインを担当しているピニンファリーナの75周年を記念し、モトローラを含む3社で共同開発したコンセプトカー。3月のジュネーブショーで公開された。MC12をベースとし、往年のマセラティの名車『バードケージTipo63』のイメージを踏襲しながら、モトローラの最先端通信システム「シームレス・モビリティ」を搭載するなど、伝統と先進的な技術の融合を実現した、真に夢のクルマである。
そのバードケージ75の後を引き継ぐのがMC12。FIA GT選手権での勝利を目指して作られたスーパーレーシングカーのロードゴーイングバージョンである。全長5143mm、全幅2096mm、全高1205mmという堂々たるボディに、6.0リットルV12エンジンを搭載し、630馬力、最高速度330km/h、0-100m加速3.8秒を叩き出す。生産台数はわずか50台で日本にデリバリーされたものは数台しかない。
どちらにせよなかなかお目にかかれないこの2台、入場料2回分の価値は充分にあるのでは?