弟分である『CTS』に続き「ニュルブルクリンクの旧コースで鍛えた」というフットワークは、なるほどひと昔前までの“アメ車”のそれとは大きく異なる印象の持ち主。
そのプロポーションもシャープに変身して、いかにも“スポーツカー度”を高めたように見える『SLK』。実際、走り始めるとすぐにそのボディの剛性感が大きく高まったのを実感させられる。
メインモデルの『SLK』は新開発の3.5リッターV6エンジンで最高出力は272ps。重量は1490kgであり、パワーウエイトレシオは約5.5kg/psと非常に優れた値を示す。
従来の『セビル』のモデルチェンジ版、FFからFRになってスポーティな走りを訴求したのが特徴。
シャシーはこのクラスでトップレベルの実力である現行Cクラスをベースとするだけあって、先代とは比べものにならないほど、走りが熟成された感がある。
3.8リッターに拡大されたフラット6は、回転フィールの滑らかさと心に突き刺さるサウンドを届け、これだけでひとつのエンターテイメントといえるほどの魅力あるものとなっている。
『SLK』350に搭載される新開発のV6エンジンは4バルブのDOHCで、パワー&トルクも大幅な向上が図られていて、スポーツカーにふさわしいものになった。
搭載エンジンは、V8の4.6リッターとV6の3.6リッターの2機種。V8エンジンは新世代キャデラック用に改良が加えられたノーススターエンジンで、パワー&トルクも238kw/420N・mにまで向上している。
つくづくポルシェはノスタルジーで買うクルマなんだってわりました。新世代の996ボディに無理やり昔風のヘッドライトをつけた997だけど、やっぱそっちのが嬉しいもんね。明らかにチグハグなんだけど懐かしさ爆発! 男ってバカです。
なんつったって完璧! 未だかつてこれほど運転がラクで楽しいクルマがあっただろうか。ラク&楽。