1976年の初代以来、歴代『フィエスタ』というとケレン味のないスタイルが“キャラ”だった。ところが最新のキネティック(動的な、躍動感ある)デザイン採用の新型は、小さいながらも気迫満々…といった印象。上級車の『フォーカス』に優るとも劣らない存在感だ。
VWの新型『ゴルフ ヴァリアント』はワゴンとしても本格的な一台だ。
輸入ワゴンであるようでないコンパクトワゴンが、輸入車初の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したVW『ゴルフ』のワゴン版、「ヴァリアント」である。
メルセデスベンツのCLAクラスは、A/Bクラスのプラットホームを使って作られたモデルで、見るからにスタイリッシュなクーペ風のボディを持つ。
アバルトはフィアット車をベースにスポーティな仕様のモデルを作ることで定評を得ているブランドだ。最近では『500』系のモデルが注目されているが、アバルトプントも見逃せない存在である。
最初にネガティブを吐き出しておこう。まず、後部座席が狭い。セダンというからには、後ろに人を乗せるはずなのに、座面のちゃちさはなんなんだ。
メルセデスの新型『Sクラス』を見ると、変化の幅が小さいように見えるかもしれない。デザインはキープコンセプトだし、パワートレーンは改良を受けているものキャリーオーバーだからだ。
VW『ニュービートル』から『ザ・ビートル』に変わった3代目モデルにもオープンボディの「カブリオレが」追加設定された。
マツダのデザインは、波にのっている。国産車が苦手な色気の出し方がすごくうまい。昼間見るときはもちろんだが、夜、都市の灯りのなかにたたずみながら自らも発光している姿は、思わず目をとめてしまう。
軽自動車の世界で厳しい燃費競争を展開しているスズキは登録車のスイフトにも新しい低燃費技術を投入してきた。デュアルジェットエンジンと呼ぶインジェクターを2個装着した新エンジンがそれで、FF車の燃費を従来に比べ一気に20%以上も向上させ、26.4km/Lを達成した。