【モアスペース軽、人気の理由】愛犬との日々の暮らしをサポートするペットフレンドリーカーの理想像

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ダイハツ タント
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  • タントは人はもちろん、犬の乗降性にも優れている
愛犬と日々、気兼ねなくドライブしたい。乗員数や荷物の大小にかかわらず、犬を快適に乗せたい。老犬になってもドライブを楽しませてあげたい…そんな要望を持つ愛犬家にお薦めしたいのがいわゆる“スーパーハイト“・“モアスペース”と呼ばれる軽自動車ジャンルだ。同カテゴリーの最新モデル、ダイハツ『タント』を愛犬家視点で使ってみたい。


◆ペットフレンドリー度満点の“モアスペース”軽

実は、タントは犬を快適にクルマに乗せるための要件をほとんど満たした、ペットフレンドリー度満点の“モアスペース”軽自動車なのである。

まず、新型タントは人はもちろん、犬の乗降性にも優れている。助手席側Bピラーレスのミラクルオープンドアはそのままに、ついに運転席側にもスライドドアを備えたことも大きなニュースだが、その段差のないワンステップフロアは地上39cmとごく低く(たとえ老犬になってもジャンプできる高さである)、助手席側Bピラーレスのスライドドア開口部の大きさもあって、乗り降りは楽々そのもの。

また、バックドア側からも乗降は容易だ。何しろフロアとの段差のない荷室開口部の地上高はステーションワゴンの平均値(約60cm)より低い58cm。後席使用時のフロア奥行きは居住空間優先パッケージのため27cm~(後席スライド位置による)と最小限ながら、5:5分割の片側をほぼフラットに倒すことでフロア奥行きは112cmまで拡大。幅方向は最小部分でも87cmもあり、大型犬をくつろがせることや、大型ケージを積み込むことも可能なのである。


◆低床設計と後席&助手席ロングスライド機構は犬も人も嬉しい

乗せ場所も自由自在だ。座面がフラットで犬も安定して乗っていられる後席はもちろんだが、その5:5分割の後席を片側畳んだ荷室から続く広大なフラットスペースもまた犬の特等席。フロアが高くなるため体高の低い中小型犬でも窓の外の景色を楽しみやすい乗せ場所となる(どこに乗せるにしても、ケージ、犬用シートベルトなどの安全装置は不可欠)。

それだけではない。後席&助手席ロングスライド機構によって、後席足元のフロアに最大奥行き69.5cmものフラットスペースが出現。例えば後席右側に飼い主、左側フロア(クッションを敷いてあげたい)に愛犬といった、まるでわが家のリビングルームで飼い主がソファに、犬がカーペット敷きのフロアでくつろぐような感覚でドライブが楽しめるのだからうれしい。

ところで、犬が自身でクルマに乗り込むときのポイントが「正面に向かってジャンプする」である。ヒンジ式ドアでは斜めにジャンプすることになりがちなのだが、犬は斜めジャンプが苦手。タントのようなスライドドア、またはバックドアからの乗降が好ましい。そしてスライドドアであれば両端が狭い駐車スペースでもドアを全開にできるメリットがある。ちなみにタントのスライドドアは両側の張り出しも最小限である。

装備もまた愛犬家に響くはずだ。リヤウインドーの格納式サンシェードは太陽の熱をやわらげ、室内温度上昇を防いでくれるとともに(1年中毛皮を着ている犬は基本的に暑がりで汗をかかないため熱中症になりやすい)、犬が嫌がる(怖がる)外からの干渉を防いでくれる効果もある。運転席シートバックにあるポケットは愛犬グッズをしまうのにもちょうどいい大きさだ。


◆走っても、経済的にも嬉しい

走ってもタントはペットフレンドリーである。Lグレードを除く全車にフロントスタビライザーを標準化したため、サスペンションのバネを柔らかくしても車体の姿勢変化=ロールを抑えられるメリットがあり、結果として乗り心地を大きく改善できる。走行中、どこかにつかまれない犬は前後左右の傾きの少ないフラットな乗り心地を好むはずだが、新型タントはよりフラットで快適な乗り心地を実現しているから犬も大歓迎のはずである。

そうそう、犬は嗅覚(きゅうかく)とともに聴覚にも優れている。走行中、騒々しいクルマに長時間乗っていると疲れてしまう。しかし新型タントの静粛性は軽自動車トップレベル。スーパーハイト系にしてミラ並みの空力性能を達成し、エンジンのこもり音をほぼ解消したことでもはや登録車並みに静かな走行性能を手に入れてしまったのだ。NAエンジンのスムーズさ、ターボエンジンの高回転域の静かさも見逃せないポイントだ。

とはいえ、犬が乗りやすく、くつろぎやすく、乗り心地がよく静かなクルマでも、ドライブの機会を増やす最大のポイントは経済性にあるかもしれない。新型タントはライバルよりリーズナブルな価格を設定。ターボ車を含む全車が免税(ライバルは最高で減税までだ)だ。そしてNAモデルのJC08モード燃費はクラス最上級の28.0km/リットル。カスタムターボにいたってはクラス最高の26.0km/リットルである。これなら購入時の負担が少なく、またランニングコストも最小限で済む。これまで半年に1回だった愛犬との遠出の1泊ドライブが2カ月に一度のペースに。ドッグカフェに足を運ぶ回数も自然と増えていく…ということにもなりうる。愛犬も家族も大喜びのはずだ。

そう、新型タントは全方位ほぼ死角なしのペットフレンドリーカーと呼んでいい1台。モータージャーナリストであると同時にドッグライフプロデューサーの肩書を持つボクと、わが家の愛犬であり、自称自動車評論犬!?、年間新車試乗台数30台を超えるラブラドールレトリーバーのマリアが言うのだから、本当だ。もちろん、買うべきは両面電動スライドドアと「ぶつからないタント?」と言うべきスマートアシスト装着の「G"SA"」グレードである。

青山尚暉|モータージャーナリスト/ドックライフプロデューサー
自動車雑誌編集者を経て、フリーのモータージャーナリストに。自動車専門誌をはじめ、一般誌、ウェブサイト等に執筆。ペット(犬)、海外旅行関連の書籍、ウェブサイト、ペットとドライブ関連のテレビ番組、イベントも手がける。現在、ドッグライフプロデューサーとしての活動も広げている。
《青山尚暉》

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