スタイルは「ややコンサバかな?」という印象の新しい『C4』。だが、5ドアクーペ風クロスオーバーの『DS4』を兄弟に持つことを考えると、落としどころは大いに納得できる。
「ダウンサイジングターボ」は、もはやVW「TSI」の専売特許ではなく、多くの欧州メーカーが積極的に取り組んでいる技術。Dセグメントを見渡しても、シトロエン、プジョー、ボルボなどが1.6リットルターボを導入し、今や一大トレンドになった感さえある。
Dセグメントに位置するプジョー『508』だが、こいつはたんなる『407』の後継車ではなく、上級の『607』を統合したモデル。
車外で耳にした”ポコポコポコ”というアイドリング時のパラついた排気音に「懐かしい!」と思わず反応をしてしまったら、アナタはそれなりの年齢のオジさん(オバさんでも良いけど…)であるはず。
プジョーの代名詞と言えば、ちょっとヤンチャなコンパクト・ハッチバックではないかと思う。
今に続く4ドアクーペブームの端緒を開いた美しい初代とはうってかわって、男性的でアグレッシブなスタイルとなった。女性的な先代も好きだったが、アグリーさを強調するコチラの方がエレガントに思う。
プジョーのデザインはいつも時代の半歩先をいっている。一歩先だと日本のユーザーはついていけないけれど、この『半歩』というところが、ぐっとくる。
現行『Cクラス』は、2011年5月に大幅なマイナーチェンジを実施し、2000個所に及ぶ改良を施したとのことで、“メルセデス・ベンツ史上、最高傑作のC”を標榜している。
2011年に日本に導入された7代目『パサート』はいかにもフォルクスワーゲンらしいクルマだ。すっきりした感じのシンプルでクリーンな外観デザインや機能性を追求したインテリアなどがフォルクスワーゲンらしさを感じさせる。
いつもは1人か2人で乗ることが多くて、荷物をたくさん積みたい。というユーザーには、新型『メガーヌ』はあまりオススメできないクルマである。リアゲートを開けて、後席を倒そうと試みた瞬間に、「エッ!」と驚くべき光景になるからだ。