今度の「ゴルディーニ」はコスメティックカーという人もいるかもしれないが、これだけパワフルなら申し分ないんじゃないだろうか。
新型『エクスプローラー』は、「変革」に挑むフォードの本気を感じさせるモデルだ。ボディがモノコック式に、パワートレーンが横置きFFベースに変わっただけでも衝撃度は大きいが、ステアリングを握った後の印象はさらに「!」だったのだ。
ビッグサイズが最初の印象。従来モデルよりもさらに一回り大きくなった。しかしデザインはシャープで力強く俊敏だ。
スタイルは「ややコンサバかな?」という印象の新しい『C4』。だが、5ドアクーペ風クロスオーバーの『DS4』を兄弟に持つことを考えると、落としどころは大いに納得できる。
「ダウンサイジングターボ」は、もはやVW「TSI」の専売特許ではなく、多くの欧州メーカーが積極的に取り組んでいる技術。Dセグメントを見渡しても、シトロエン、プジョー、ボルボなどが1.6リットルターボを導入し、今や一大トレンドになった感さえある。
Dセグメントに位置するプジョー『508』だが、こいつはたんなる『407』の後継車ではなく、上級の『607』を統合したモデル。
車外で耳にした”ポコポコポコ”というアイドリング時のパラついた排気音に「懐かしい!」と思わず反応をしてしまったら、アナタはそれなりの年齢のオジさん(オバさんでも良いけど…)であるはず。
プジョーの代名詞と言えば、ちょっとヤンチャなコンパクト・ハッチバックではないかと思う。
今に続く4ドアクーペブームの端緒を開いた美しい初代とはうってかわって、男性的でアグレッシブなスタイルとなった。女性的な先代も好きだったが、アグリーさを強調するコチラの方がエレガントに思う。
プジョーのデザインはいつも時代の半歩先をいっている。一歩先だと日本のユーザーはついていけないけれど、この『半歩』というところが、ぐっとくる。