ボルボ『V60』はそのスタイリッュさに惚れて衝動買いしてもまったく後悔しないであろう、素晴らしく美しいエステートだ。
リッツカールトンに象徴されるような超一流ホテルのホスピタリティ。アウディの新型『A6』に乗ってまず思ったことがそれだ。国産高級サルーンが国内資本のよくある平凡な、シティーホテルのランクに思えてしまう。
“メルセデスベンツ史上、最高傑作のC”。
2011年9月のフランクフルトショーでワールドプレミアとなった、2代目となる新型メルセデスベンツ『Bクラス』。欧州ではこの11月より販売開始、日本へは来春のデリバリーが予定されているが、10月初旬のドイツにおいて、ひと足先に試乗および取材が叶った。
もっと大きなサイズであれば、3列シートを持つSUVというのは珍しくないが、このクラスで3列目までちゃんと満足に使えるSUVというのは、今まであるようでなかった。そこがまず『キャプティバ』の特徴で、これなら日本の道路事情下でも十分に扱える。
世界中の自動車メーカーが、こうしたオープントップモデルに力を注ぐようになって久しい。しかし考えてみると高価な車種ばかりで、このクラスにはあまり美味しい選択肢がなかったことに、『ウインド』が発売されたことであらためて気づかされた。
少し前に出た『C4』はつかみどころがなく、どんなクルマかと尋ねられると返答に困るクルマだった。そんなわけで、『DS4』はどうなるのだろうと気になっていたのだが、こちらはなかなか見どころの多いクルマだった。
あまりのでかさに思わず後ずさる気の小さい私である。でも、この大きさを眼前にして、びびらない人は少ないと思う。だって左ハンドルだし。
GMジャパンが新しく導入した『キャプティバ』は韓国製。なので韓国車かと言うと、必ずしもそうではない。
新しいものが好きな人にとってはたまらない最先端技術の数々を身に着けているところが、まず新型『A6』のポイント。