【フォード エクスプローラー エコブースト 試乗】4リットルV6を明らかに越えた…日下部保雄

試乗記 輸入車
フォード エクスプローラー XLT エコブースト
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2リットル4気筒とは思えない加速力で、コンセプトどおりのトルクの分厚さを感じる。

威風堂々とした2tに達する『エクスプローラー』が、俊敏ではないもののアクセルに反応してグイグイと加速していく様は、かってのアメリカン大排気量とは違った味で似て非なるものだ。

ターボはタイムラグが小さく自然吸気のような味があり、旧エクスプローラーに搭載されていた4リットルV6エンジンより、そのパフォーマンスは明らかに優れている。

ハンドリングは新型になって実証済みだが、その追従性はFFのエクスプローラーでも共通してアメ車のイメージから遠く離れる。もともとフォード車はハンドリングに対しては生真面目なしっかり感があるが、この車でも同様だ。

乗心地はややリアからの突き上げ感が多いのを除けば滑らかで、大型SUVのゆったり感を味わえる。

現在、日本で手に入るアメリカンフォードは左ハンドルだけなのが残念だが、7人乗りのビッグサイズSUVはミニバン代わりにもなりユニークだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
お勧め度:★★★

日下部保雄|モータージャーナリスト
学生時代よりモータースポーツに傾倒する。全日本ラリーチャンピオンシップAクラスチャンピオン、全日本ツーリングカー選手権ドライバーランキング10位という実績に加え、海外ではWRCの英国RACラリー連続参戦、入賞、ドイツ・ニュルブルクリンク24時間レース入賞など、豊富な実績。モータージャーナリストとして四半世紀以上のキャリアを持つ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、AJAJ会長。

《日下部保雄》

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