アメリカのエネルギー省と環境保護庁は、2003年モデル自動車燃費ガイドを発行した。1位と2位をホンダ『インサイト』のMTモデル、CVTモデルが独占。トヨタ『プリウス』は3位となった。
東京の住民らが国や自動車メーカーなどを相手に損害賠償や汚染物質の排出差し止めを求めた「東京大気汚染公害訴訟」(1次)の判決が29日、東京地裁であった。国と首都高速道路公団、都に賠償責任を認めるいっぽう、メーカーの責任は認めなかった。
国土交通省と東京都は「環境舗装東京プロジェクト」をスタートさせる。今年度内に都内9カ所で路面温度抑制と低騒音効果を持つ路面をテスト的に舗装する。
国土交通省は18日、今年度の自動車・チャイルドシートのアセスメント対象製品を公表した。販売量やメーカーからの申し出などを考慮し、自動車は23車種、チャイルドシート13機種を選んだ。試験は今月下旬から始め、評価結果は今年度中に公表する予定だ。
日産ディーゼル工業は、2001年度の環境保全の取り組みをまとめた「環境報告書2002」を発行した。今回で、2回目の報告書となる。今回は新たに環境保全効果額、PRTR制度対象物質を公表して内容の充実を図った。
カリフォルニア州で2003年から実施されるはずだったZEV法は、連邦政府が事実上「連邦法が州法の規制より上位にある」という見解を示したことで、少なくとも実施が2年間延期された。自動車の排気ガス規制などについて、連邦政府が定めるものを超越して州が独自の規制を行うことはできない、と裁判所が裁定したのだ。
アメリカのNHTSA(道路交通安全局)が非公式に発表した35マイル/hのフロント&サイドクラッシュテストの結果によると、2003年型ホンダ『パイロット』と、02年型アキュラ『MDX』がともにミッドサイズSUVの部門で初の最高得点、5つ星を獲得した。
ダイムラークライスラーは、量産車として世界初の燃料電池乗用車『F-Cell』(エフ・セル)を発表した。メルセデスベンツ『Aクラス』をベースにした燃料電池車で、2003年からヨーロッパと米国で一般ドライバーによる実用テストを行う国際プロジェクトをスタートさせる。
ダイムラークライスラーは、世界初となる量産化に向けた燃料電池バスを発表した。燃料電池を搭載したメルセデスベンツのシターロ市内バス30台が2003年からヨーロッパ主要都市10カ所で運行を開始する。
トヨタ自動車は11日、世界最高効率のハイブリッド・コージェネレーションシステムを開発し、同日から実証実験を開始したと発表した。燃料電池とマイクロガスタービンを組み合わせることで分散型電源として世界最高の55%という発電効率を達成している。