売り先行の展開となり、全体相場は3日続落。ほぼ全面安の市場にあって、自動車株の堅調さが目を引いた。日産自動車が引き続き好調。前日比10円高の757円と3日続伸し、出来高は市場第2位。
いすゞは2002年の生産・販売計画を発表した。生産は2001年にくらべ11%の減少となる。国内生産は、大型トラックが自動車NOx法の改正による特需を見込んで12%増える。しかし景気回復の遅れから小型トラックは5%のマイナスとなる。またRVは『ビッグホーン』の生産をアメリカに移す。
住友スリーエムが開発したバスラッピング用シートが需要を拡大している。車体に製品写真やイラストなどを描き出すラッピングシートは、東京都が2000年に広告面積規制を緩和したことにより都バスなどで採用が拡大。
ヤナセは、1952年にメルセデスベンツの販売を開始してから今年で50周年を迎える。これを機に、今年、記念イベントを開催すると発表した。
トヨタファイナンスとあいおい損害保険は、トヨタのクレジットカードで、保険料の分割払いの引き落としに使うと、保険料を値引きするサービスを開始すると発表した。あいおい損保はトヨタ自動車が出資している。
ダイムラー・クライスラー日本は、秋田クライスラーと秋田県全域のクライスラー/ジープ製品の販売を統括するメインディーラー契約を締結した。秋田クライスラーは、最初の専売拠点として「クライスラー・ジープ秋田」を1月12日からオープンする。
米国株式の下落を嫌気し、全体相場は3日続落。自動車株もさえない動きとなった。ホンダが、前日比80円安の5060円と3日続落。スズキが66円安と急落し、マツダ、ダイハツ工業もさえない。
トヨタ自動車は10日、PSAプジョー・シトロエンとチェコ共和国のプラハで小型乗用車の合弁生産について契約書に調印した。契約書への調印に続きチェコ政府およびトヨタ、PSAによる記者会見が開催された。会見には両社の副社長と同国首相、同通産大臣が出席した。
フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン(VGJ)は、大阪府堺市のディーラー太陽モーターが「フォルクスワーゲン寝屋川」を新規に出店し、12日から営業開始すると発表した。これでVWの販売店網は245店舗となる。
ハイテク株高・銀行株安の綱引きとなり、全体相場は小幅続落。円安が3年3カ月ぶりの1ドル=132円台後半まで進んだことを受け、自動車株も総じてしっかり。北米国際自動車ショーで新型車を発表した各社が、株価も堅調だった。