MGローバーシリーズが、中国で開発・生産されることになるかもしれない。『Financial Times』紙によると、中国最大手のミニバスメーカーがジョイントベンチャーに関してMGローバーと話を進めている。共同で新型車の開発・生産を行うという。
年末が迫ったことで見送り気分が強まり、売買代金は今年最低水準にボリュームダウン。全体相場は4日続落となった。円相場が1ドル=131円台に下落したため、自動車株はしっかり。日産自動車が、年金資金と見られる大口の買いが入り、一時24円高と急伸。
トヨタ自動車が26日に発表した11月の実績は、国内生産が前年同月比で9.7%減の28万2500台となり、2カ月連続で減少した。国内販売が2割近い大幅なマイナスとなったことが響いた。景気悪化による需要減退や、主力車種のモデルチェンジが前年に集中したため。
ホンダが26日に発表した11月実績によると、国内生産台数は前の年の同じ月にくらべ4.6%増の11万4400台となり3カ月連続で増加した。新型車『フィット』の増産でほぼフル生産が続いた。軽も含めた2001年の販売台数は、見通しを上回る86万台となる。
マツダは11月の生産・販売実績を発表した。それによると国内生産は前年同月比14.5%減の5万0612台と3カ月連続でマイナスだった。主力車種の『デミオ』の販売不振がそのまま尾を引いた状態となり、低迷を避けられなかった。
材料不足の上、海外の投資家がクリスマス休暇とあって商いは低調。全体相場は3日続落となった。しかし、円相場が3年2カ月ぶりの1ドル=130円台まで進んだため、自動車株は比較的しっかりした動きだった。
三菱自動車工業とダイムラー・クライスラーは、欧州向け小型乗用車に搭載するガソリンエンジンの合弁工場をドイツのチューリンゲン州に建設すると発表した。
トヨタ自動車は来年1月、トヨタと海外事業体を含めたグローバルトヨタの経営者、ミドルマネジメントを育成する人材教育機関「トヨタインスティテュート」を社内組織として設立すると発表した。
ヤナセは、クライスラーを販売する子会社を設立すると発表した。茨木市を含む大阪府北部を担当地域としてクライスラー車を販売する。ヤナセはダイムラー・クライスラーへの傾斜を深めており、GMとヤナセの軋轢が加速しそうだ。
ハイテク株を中心に売られ、全体相場は小幅続落。円相場は連日の年初来安値更新となったが、自動車株は高安まちまちとなった。この日上げたのは主力株で、ホンダが前日比60円高の5030円と続伸し、終値では8月中旬以来の5000円台回復。