三菱自動車が8日発表した2005年3月期の中間決算は、最終損益が1462億円の赤字になった。品質問題による国内での大幅な売上台数減少が業績に大きく響いた。
ニッセイ同和損害保険は2005年3月期中間決算の業績予想を下方修正した。中間純利益は当初予想を40%下回り1800億円になる。台風が多発したことにより損害額が増加したため。
三菱自動車工業の多賀谷秀保社長は8日の記者会見で「事業再生」の進捗状況を説明、このなかで不振が続く国内営業については『コルトプラス』の投入によって「活気が出てきた」と強調した。
三菱自動車工業の多賀谷秀保社長は8日の中間決算発表の席上、経営再建計画の一環として打ち出していた本社の京都移転について「基本方針に変更はない」とする一方、「移転の時期、形態については検討中」と述べた。
三菱自動車工業は8日、9月中間決算と2005年3月期の業績予想を発表した。通期の連結業績は5月時点の予想より経常利益で300億円、純利益で100億円赤字幅が拡大する下方修正となった。
マツダは、組織改正を実施し、購買部門のプログラム統括機能をフォードとのジョイントプログラムとマツダ単独のプログラムに分割すると発表した。
ホンダは8日、中国の4輪車生産合弁会社である広州本田汽車(広州市)の生産能力拡大を検討していることを明らかにした。第2工場を建設して2006年には稼動させる見通しだ。
ホンダは8日、中国・東風汽車との乗用車合弁会社である東風本田汽車(湖北省)の生産能力を2006年初めに現行の年3万台から12万台に引き上げると発表した。
損害保険ジャパンは5日、2005年3月期中間決算の業績見通しを下方修正した。台風など自然災害が多発したためで、単体の中間期純利益は当初予想に対し7割減少する。
米国株の急伸、原油価格の下落を好感し、全体相場は3日続伸。国際優良株が幅広く買われ、自動車株は軒並み高となった。